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野球を愛するファンの決起集会に参加

2004-09-08 10:40:34 | 野球評論
 日比谷野音の、野球を愛するファンの決起集会~オーナーよファンの声を聞け~に参加してきました。事務局長の松原さんはじめ、玉木さん、鳥越さん、お笑いの松村さん、金子さんなどが次々に発言しました。

 しかし、何より心を打たれたのはファンの発言です。
 「選手を孤独にしないようにみんながんばりましょう」「いろんなことがあきらめの方向へ向かっている。せめて野球だけは正しいことが通ってほしい」など、6、7人が発言しましがた、熱い思いに涙が止まりませんでした。

 国会議員もたくさん(?)来てたけど、実際的に合併反対の力になってほしいと思います。

 限られた範囲でしか撮れなかったんですが、松原事務局長の話と、玉木さんの話のムービーです。
Windows Media Playerで見られるはず(ISDN用のデータサイズです)
松原事務局長
玉木さん

毎日新聞よ、おまえもか

2004-09-04 01:40:12 | 野球評論
 驚きましたねぇ。今日の毎日新聞のトップニュースはナベツネさんの単独インタビューですよ。球界再編が最終局面に来ている大事な時期に、球界をやめさせられた人、それも同じ新聞社の社長を、編集局長がインタビューする。ちょっと信じられませんね。
 話している中身も、巨人がパ・リーグに行くって言うんだから、ごうまん極まりないですよ。
 そして、その発言に小池パ・リーグ会長は、「北海道にも巨人ファンが多いから、集客できる」なんていってるそうです。そりゃ、本当に巨人ファンは多いと思うけど、北海道に根付こうとしている日本ハムはもとより、それを支えていこうとしている北海道民を馬鹿にした話じゃありませんか。
 そして、阪神の久万オーナーは「いかんといて」だって。阪神だって巨人に負けない集客力があるんだから、どうぞ勝手にしたら、ぐらいいえないんでうすかね。
 いやいや、それにしても、この人たちは本当にことの本質がわかってないんですね。ファンは、単に2リーグにしてくれたらいい、ってもんじゃない。選手だって、雇うからいいだろって話じゃないんですよ。よりよい球界にしたいんです。ファンも選手も。結局巨人中心のプロ野球界から脱皮しようなんて考えてないん、自分たちのことしか考えてないってことがはっきりしました。
 今日の仮処分では、球団合併の差し止めは認められなかったものの、選手が労働者であり、選手会が労働組合であることが認められました。毎日新聞は、そのことに疑問を投げかけるナベツネさんのその言葉をそのまま載せている。ジャーナリズムとしての見識を問われる問題です。
 友達の実家が取っているそうなので、不買運動しようと呼びかけました。

追伸…我が家では先月でやっと契約が終わり、読売をやめました。そのときの集金のお兄さんの言葉が傑作でした。球界再編問題で読売のやり方が許せないというと、「渡辺さんもやめたことだし、これからよくなっていくと思います」だって。よくなるのは紙面なのかしら。それとも球界なのかな。

堤さんがオーナー会議に出席

2004-09-01 00:27:06 | 野球評論
 9月8日のオーナー会議に、西武のオーナー堤さんが参加するらしいですね。前回は26年ぶりにでてきて、「パ・リーグは5チームじゃやっていけない。もう一つ合併するから1リーグでやってほしい」なんて勝手なこといっちゃって。今回はいったい何をいうんでしょうかね。
 それにしてもマスコミは堤さんがまた大事なことを言うんじゃないかって書いてますね。確かにキーマンです。でも球界は、もう一部のオーナーの思うようには行かない状況に来ていると思います。国会議員や裁判所、公取委も巻き込み、そして産業再生機構ですら、ダイエー球団の保有については、企業論理だけで進んではいけないと言っている。一般的に見ても経営者たちのやり方に道理がないことは誰もが見抜いています。経営者のトップなら、これ以上、合併をごり押ししたら大変なことになる、ということぐらい気づいているでしょう。
 こうした、横暴を許さない世論をつくったのは地道な活動を続けてきた「たかが」選手やファンです。この努力が実を結ぶまで、頑張っていきたい。オーナー会議まであと8日。最後の最後まで、世論を創るためにもできることから頑張っていきましょう。

何も決まらぬ実行委員会

2004-08-31 00:31:13 | 野球評論
 あいかわらず無駄な議論していますな、実行委員会は。仮処分の審問中だからと、オリ・近の合併承認はできませんでした。自主的に承認しなかったと説明しているようだけど、今、自分たちが置かれている状況をやっと把握してきたのではないかな。
 選手会の主張は一貫しているし、ファンも改革を望んでいることはあきらか。「ファンのため」なんていう欺瞞に満ちた言葉はもう通用しないことを悟るべきでしょう。
 これまでナベツネさんの尻にくっついていた取り巻き経営者の方々は、もう、どうしていいかわからなくなっちゃってるんでしょうね。自分たちでものごと決めたことがないんですから。コミッショナーも頼りにならないし。いい加減におとなになってほしいよ。
 それに比べて古田会長。「プロ野球の愛する人たちの喝采を浴びる決断を待ちたい」だって。いやいや、いつのときも冷静です。そして、今日のコメントなんて文学的な美しさを感じます。すごい!早く監督やってほしいなーと思う反面、選手会長もまだまだやっててほしい気が…。いやいや、勝手ですな(-_-;)すみません。ファンも選手会に頼ってばかりじゃ駄目ですね。あすからも皆さん、頑張りましょう!

野球の未来を創る会に参加

2004-08-29 01:51:12 | 野球評論
 ご無沙汰してました。なかなか更新できなかったのにはわけがありまして…。と、いきなり言い訳から。一つは、めちゃくちゃ仕事が忙しかった。もう一つは携帯の機種変更をして、入力方式が変わったことです。これまでポケベル入力だったんですよ。それが新機種にはなくなっていたのです。キーボードの並び順が変わったようなもので、最初は全然打てなくて。だいぶなれてきました。まあ、言い訳はこれくらいにします。
 さて、今日は野球の未来を創る会の集会&デモに参加してきました。雨だったんですが、集会には300人くらいだったかな。ここでは、発起人の人たちが発言しました。
 印象に残ったのはスポーツライターの金子達仁さん。熱狂的な阪神ファンだとか。「阪神がなくなったらと思うとぞっとする。そんな思いをしている他球団のファンの痛みを一緒に感じて行動したい」「合併の発表があったとき、あきらめていた人は多かったと思う。でも事態はここまできた。ファンが声を上げ続けることが大事」と話していました。共感できました!
 他にも、坂本幸夫さんという元巨人のオーナー秘書の方も参加されていて、「V9時代は、王さんも長嶋さんも、巨人が勝つことが球界発展のためになると思ってたたかっていた。しかし、自分たちが思っている分にはいいが、マスコミなどに言うのはおこがましい話。いまの状況を憂いて、発起人になった」と話していました。漫画家のやくみつるさんは、「自分がマンガを描けるのもあと二十年も無い。その間は何とかなるだろうから、どうでもいいと最初思っていたが、このままでは球界の方が先に逝ってしまう」とユーモアたっぷりでした。やくさんは雨の中デモにも参加していました。
 それにしても驚いたのはデモ行進です。雨だったのでレインコートが用意されていたんです。そして、おそろいのメガホンにたくさんののぼり…。これを用意するお金ってどこからでてるんだろうと思うと、なんかしらけちゃいました。有名な人(国会議員とか、連合の会長なんかも発起人)がファンと一緒にやろうという組織を作ってくれるのは嬉しいし、自分たちよりも何倍も影響力もお金もあると思うけど、それに頼ってたら駄目だなって思いました。もっと自分が主体的にならないと。8月1日に参加した手作りのデモは、そういう点では参加者みんながなんとかデモを成功させようという気持ちがあったように思いました。
 私も仕事も一段落したので、また、できることから参加したり、動いていきたいと思います。