北国の自称カメラマン日記

北国、札幌で生活するカメラマンへの復活日記です。
日々思いついた事を書いてみます。

フリーターを作り出すモノ

2004年05月27日 | Weblog
http://blog.goo.ne.jp/buriburipipi/e/d81fda5faf1093b25dafe9731d1d6c1c
上のブログに触発されて書いてみます。

現在の私の立場は、社会的に見ればフリーターなのだそうです。

フリーターにもおおまかに2種類があるとおもうのですが、

1・やりたい事があるけど生活の為仕方なくアルバイト。
2・目的は無いけどとりあえずアルバイト。

自分は1のパターンです。実際にはかなり生活困難ですが・・・

何故、こんなの世の中になったのか考えてみました。
・世の中に希望が持てない。
昔からそんなの当たり前だと言う意見もあるでしょうが、今の世の中は情報が多すぎると思います。 自分の将来がなんとなくシュミレーション出来てしまうんですね。 そうすると、人間無駄な事はやりたくないので、その場しのぎ的に仕事をする。そう思います。

・実家にパラサイトをする。
今、会社に勤めてもらう給料は、初任給で16万(北海道は)でしょうか? これが、アルバイトだと13万位になります。 13万、実家に住んで家に5万いれても残り8万。 所が、一人暮らしだと13万ではかなり貧しい生活を強いられます。 冠婚葬祭は勿論貯金も出来ません。 スーツをクリーニングに出すのも躊躇します。
こんな現実を目の当たりにしたら、当然実家暮らしを選ぶでしょう。


話は変わりますが、自分が20才の頃、30代の大人が大!大!大嫌いでした。 とにかく鼻に付くんです。 仕事も覚えて実績もあって行け々なんでしょう。 当時、バブル期に入社した30代の自慢話が、大嫌いでした。 その時、自分は絶対こんな風にはならないぞと決めました。


今、世の中に余裕が無いのか、人を育てるのが下手だと思います。
会社にしたら、人材を育てるのは投資ですが、それを怠って来ました。 そのツケが回って来たように思います。
この前テレビでこんなインタビューをやっていました。 「先輩社員が新人社員に言いたいこと」 その中で、「新人はとにかくメモを取りなさい」と言うのがありました。 もうーアホかと! 自分が後輩に教育出来ないから、メモを取らないとやってけない状態なのに、なに言ってるの!
自ら何度もやって見せて、繰り返し教えて、それで身になるものを、教えた事は一回で覚えろ!的な事では中身の薄い事しか覚えません。
人は自分の経験を元に人に教えるのだろうから、きっとその先輩もそうされて来たのだろうと思います。

これからは、人を育てる能力も、もっと評価されるべきでしょう。

自分もそろそろ大嫌いだった30代になるので、人生の後輩達にもっと希望が持てる世の中になるよう努力しなくては、と思うのでした。

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