しっぽロール生活

~フルートの練習とのんびり毎日をつづる~

二代后…終わり

2011年08月25日 14時09分08秒 | 平家物語
しばらくお休みしていた書写。
今日「二代后」が終わりました

明日から「額打論」の章段です。
古文は、もちろん旧かなづかい。
書写していて、旧かなづかいも悪くないな~と思っています。

漢字仮名交じり文。
何気なく使っているけど、スゴイものですね。
どうスゴイか??…あぁ言葉がでてこない


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ -->

二代后

2011年08月18日 20時37分55秒 | 平家物語
今日から新しい章段です。

后…二条天皇のお后がでてきます
これまた、女性が翻弄されるお話。

先帝の未亡人に思いを寄せ、
またその未亡人の父親は野心を抱き、
先帝の死後、静かに暮らしていた未亡人を入内させた…というお話です。

未亡人…といっても22、23歳の女性。…若いですね

二条天皇は、1158~1165の在位8年間でした。
その間に、「平治の乱」がおこっています。

平治の乱
1159(平治元)年、保元の乱後に実権を掌握した藤原通憲(信西)と
同じ後白河側近の藤原信頼が、
武士の棟梁である平清盛、源義朝とそれぞれ結び勢力を争った事件。
平清盛一行が熊野詣の留守中、信頼・義朝は京都で挙兵、
三条殿を襲って後白河上皇を内裏へ移した。
しかし清盛・頼盛(清盛の弟)の反撃を受け、
上皇と二条天皇は脱出し、義朝・信頼は敗死。
こののち、政権は平氏に移る。

後白河法皇(天皇)1127~92 在位1155~58、院政1158~79,81~92
鳥羽天皇皇子。保元の乱で兄崇徳上皇を配流し、
二条天皇に譲位後5代の院政を行う。
平氏政権のもとで清盛と対立し、
1179年には鳥羽殿に幽閉され、一時的に院政は停止された。
清盛死後に院政を再開。
源頼朝に平氏を打倒させた。
(山川出版社・日本史用語集)


「二条天皇は一本気な性格であり、奔放な後白河上皇とはソリが合わず、ことごとく対立した。」…らしいです。
(PHP文庫・歴代天皇事典・高森明勅)

二条天皇(1143~1165)の即位は16歳。


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ -->

平家物語って…

2011年08月16日 13時35分42秒 | 平家物語
今月から書写を始めた「平家物語」
軍記物語っていうことは、知ってたけどあんまり詳しくありません

そこで、高校時代の「国語便覧」を引っ張り出してきて調べてみました

(内容・構成)
まず冒頭の有名な「祇園精舎」の章段には、
「平家物語」の基調をなす仏教的無常観が色濃く表れ、
平家一族の興亡という生成流転の人間ドラマの骨組みが示される。

物語は主人公清盛の死を境に二つに大別される。
前半は、清盛を中心にして平家の台頭と栄華とが描かれる。
その栄華も清盛の嫡男で清盛の専横を押しとどめていた重盛の死以後下り坂となる。
高倉宮以仁王の令旨により、源頼朝、木曽義仲などが各地で平家追討に立ち上がり、
風雲急を告げるさ中に清盛は死ぬ。

後半は、義仲の入京、平家一門の都落ちへと物語は展開する。
巻九に義仲の最期が描かれ、
巻十に平家の人々の悲劇が描かれたのち、
巻十一で平家は滅亡する。
巻十二は後日談とも言うべき章段で、
あとに添えられた潅頂の巻は、平家一門の唯一の生存者である建礼門院の述懐が語られ、
あたかも「平家物語」全体の縮図となっている。
 
以上の大きな流れの中に、合戦譚や恋愛譚、
説話や主要人物に関するエピソードなどが織り込まれ、
これにこの時代特有の因果応報の仏教思想や儒教思想がからみあって、
一大人間絵巻を織り上げている。
(第一学習社 改訂版新総合国語便覧より)



なんだか壮大な物語みたいですね~
がんばって書写しま~す

現在「巻一」16章のうちの5番目が終わったところです。
まだまだ先は長いのです~

「生成流転」って「生生流転」じゃないのかしら…???
コトバンクには、「生生流転」しか出てきません。

(意味)
万物が限りなく生まれ変わり死に変わって、いつまでも変化しつづけること。

ひょっとしたら…誤植???…そうかもかも。


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

祇王(ぎおう)5回目

2011年08月15日 13時04分42秒 | 平家物語
終わりました~
長かったです…。

祇王が清盛のもとを去る時に、障子に描き残した歌。
「もえ出るもかるるも同じ野辺の草 いずれか秋にあわではつべき」
…今は得意絶頂の仏さま、貴女だっていつ何時、
私みたいなことにはなりかねないかも知れませんよ。…

この歌を心に刻み、
清盛に呼ばれて都にやってきた祇王に会い、
恩のある祇王が、あまりにひどいあつかいをうけるのを見て、
(そもそも、仏御前は祇王のとりなしで、清盛に会うことができたのです)
自ら清盛の元を去ります。
そして祇王母子3人とともに、尼となり生涯をおくった…
というお話です。

出家した時の祇王21歳、祇女(妹)19歳、仏御前17歳
そして、老婆と言われた母45歳
…みんな若いですね


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

祇王(ぎおう)4回目

2011年08月13日 22時34分17秒 | 平家物語
今日は、少しだけ場面が進みました。
だ け ど まだまだ終わりません

都を後にした祇王は、家族のもとに帰ります。
絶望して、自害しようと言いますと、
妹・母親もともにと言いつのります。


さて、どうなるのでしょう??
続きは明日。

そういえば、次の大河ドラマ「平清盛」なんですね。
タイムリーというか、なんというか…。
普段見ていないので、今日知りました。
大河ドラマにもこういう場面出てくるのかな??


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

祇王(ぎおう)3回目

2011年08月12日 20時19分02秒 | 平家物語
今日も元気に書写してます。
まだ飽きてません…

「祇王」の章は、ホントに長い。
カタカタ入力しても入力しても終わりません
だけど、これから先
もっと長い部分が出てくるかもしれません。

今日書写した部分は、清盛のもとを去った「祇王」が再び召し出されます。
召し出された理由は、「仏御前」(祇王の後、寵愛している女性)を
なぐさめるために舞い歌えという、清盛の命令のためです。
母親、妹のために、乱れる思いを抱きながら命令に従う…。
というところです。

祇王の心情がつぶさに描写されています。
…だから長いのかしら


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

祇王(ぎおう)2回目

2011年08月11日 18時42分49秒 | 平家物語
長い…。
書写していると「終わらないんじゃないか?」と思ってしまいます

しかし…格調の高い日本語です。
長い時間をかけて成立したからでしょうか

普段日常的に目にし、口にする
日本語と同じものとは思えません。

ちょっと、アカデミックな気分にひたれます

不思議なもので、慣れてくると
現代語訳がなくても、脚注がなくても
なんとなく意味が分かります。

現代語であろうと古語であろうと、日本語は日本語なんですね。


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

祇王(ぎおう)

2011年08月10日 18時11分28秒 | 平家物語
…長いです。
今日だけでは、仕上げられません

話は単純(?)
お気に入りの踊り子さんたちの話です。
2人とも、寵愛をうけるけれど、
清盛の気持ちが、いつ変わるか分からず、
自分の立場がむなしくなって、そろって出家しました…みたいな話です。

相手が権力者だけに、
寵愛を失った時は、たしかに恐ろしいかも…

そういえば、ルイ14世だって、たくさんの寵姫がいましたね~

なんだか今のアイドルもそうかも。
どんどん若い・かわいい子があらわれて
一時も、ぼんやりなんてしていられません。
5年先の自分どうなっているか、保証なんてないんですもんね。


ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ

禿髪(かぶろ)

2011年08月08日 13時57分45秒 | 平家物語
今日は「禿髪」の章。

14~15歳の秘密警察を組織したよ~といったところです。
おかっぱ頭の赤い服を着た少年の集団です。

秘密警察→言論弾圧をおこなったようです。
うっかり平家の悪口も言えない…そんな状況です。

清盛は51歳で大病を患い出家します
でも、あっさり快癒してしまいます。
勢いのある人と言うのは、そういうものなんでしょうか?

「平家に非ずんば人に非ず」という言葉がでてきます。
もうイケイケです。



ワンクリックよろしくお願いします 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 人気ブログランキングへ