カヌーイスト・作家の野田知佑さん死去 84歳 愛犬「ガク」と各地を旅 著書「日本の川を旅する」など
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日本のカヌーイストの第一人者で、著書「日本の川を旅する」などで知られる作家の野田知佑(のだ・ともすけ)さんが今月27日、病気のため徳島県の病院で死去した。84歳。熊本県出身。葬儀は親族のみで執り行った。30日、小学館の月刊アウトドア雑誌「BE―PAL(ビーパル)」の公式サイトで発表された。 早稲田大学時代は漕艇部に所属。1982年、「日本の川を旅する」で第9回日本ノンフィクション賞新人賞を受賞。アラスカ・ユーコン川など、愛犬「ガク」とともに世界中の川を下った。90年公開の映画「ガクの冒険」に主演。日清食品「チキンラーメン」のCMにはガクとともに出演した。著書、テレビ出演は多数。親交が深かったエッセイストの椎名誠氏は野田さんをカヌーの師として仰いでいた。 同誌編集部は「野田知佑氏には『BE―PAL』の創刊直後より38年にわたり、雑誌の看板となる紀行エッセイ『のんびり行こうぜ』を連載していただきました。日本のカヌーイストの第一人者として野田氏は数多くの著書を執筆し、カヌーや川遊びを世に広め、環境問題に一石を投じ、日本のアウトドア業界を牽引されました。生前のご功績に対する心からの敬意、感謝とともに、編集部一同、謹んで哀悼の意を表します」と悼んだ。
※野田知佑さんの思い出
1990年頃、椎名誠さんの本を沢山読んでいたがエッセイ等で、野田さんとのカヌーや息子の岳君との話題がよく出てき ていたので知っていた。吉野川カヌー大学(この名誉学長が野田さんだったが、モンベルの辰野勇さんが実質大会会 長)が毎夏有り2回程参加したが、野田さんはアラスカ遠征で会えなかった。椎名さんの映画『ガクの冒険』の高松公演時、椎名さん野田さんのトークショーを観に行った。
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