芥川賞 又吉氏と羽田氏が受賞 2015年7月16日(木) 19時37分掲載
ピース又吉直樹「火花」が芥川賞 お笑いタレント初
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)が書いた小説「火花」と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」が16日、第153回芥川賞(日本文学振興会主催)を受賞した。都内で選考会が行われ、6候補の中から受賞を射止めた。これまで、芸能界からはミュージシャン、辻仁成が「海峡の光」(97年)、同じく町田康が「きれぎれ」(00年)で同賞を受賞しているが、お笑いタレントの受賞は初めて。
又吉の「火花」は今年5月、同じく純文学作品を対象にした三島由紀夫賞の候補にもなり、決選投票に残って話題になったばかり。
芥川賞ノミネートが決まった際には「うれしいけど不安もある」とコメントしていた。13日に京都市内で行ったイベントでは、発表直前の心境について「なんでも、取材の方がいらしてくれるようで、ほんとは1人でいたいんですが…。だって、落ちたときにアレやから、でも、明るすぎても、無理してる? みたいに言われる」と複雑な思いを語っていた。
◆芥川賞選考委員 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美
ピース又吉直樹「火花」が芥川賞 お笑いタレント初
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)が書いた小説「火花」と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」が16日、第153回芥川賞(日本文学振興会主催)を受賞した。都内で選考会が行われ、6候補の中から受賞を射止めた。これまで、芸能界からはミュージシャン、辻仁成が「海峡の光」(97年)、同じく町田康が「きれぎれ」(00年)で同賞を受賞しているが、お笑いタレントの受賞は初めて。
又吉の「火花」は今年5月、同じく純文学作品を対象にした三島由紀夫賞の候補にもなり、決選投票に残って話題になったばかり。
芥川賞ノミネートが決まった際には「うれしいけど不安もある」とコメントしていた。13日に京都市内で行ったイベントでは、発表直前の心境について「なんでも、取材の方がいらしてくれるようで、ほんとは1人でいたいんですが…。だって、落ちたときにアレやから、でも、明るすぎても、無理してる? みたいに言われる」と複雑な思いを語っていた。
◆芥川賞選考委員 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美