それもある意味散歩

散歩の横好き集団サンポー(https://sanpoo.jp)のメンバーが、好きなことや気になることを書きます。

ぶどうのはなしをさせてくれ

2020-04-01 11:00:00 | 日記
ぶどうのはなしをさせてくれ
少年B
ぶどうが好きです。

なので、ここは散歩の横好き集団「サンポー」のブログではあるけども、今回はぶどうのはなしをします。ほら、「ぶどう」と「さんぽ」、どっちも3文字でしょ。つまり、ぶどうは実質散歩みたいなもんです。めくるめくぶどうの世界へようこそ。


とは言っても「ぶどうの魅力ってなに?」ってかたもいらっしゃるはず。まずは外見から見ていきましょう。

ぶどうには紫・緑・赤の3つの色があります。3色もあるくだもの、なかなかありませんよね。



しかもよく見ると、紫でもほぼ黒みたいな色から、赤紫まで。緑も「ほぼ黄色」と言っていいような色までありますよね。赤だって、粒の根元に色が着かずに2色のグラデーションみたいになっちゃってるのまである。

あくまでも便宜上わかりやすく3色に分けてるだけで、このカラバリの豊富さがわかっていただけるでしょうか。



さらに、粒の大きさです。例えば、初夏に出回る「デラウェア」はとっても小粒でかわいらしいぶどうですが、「雄宝」という品種は一粒で40gくらいあったりします。



おなじ果物とは思えない大きさ!ここまで大きさに差がある果物もそうそうないんじゃないでしょうか。



さらには、粒のかたちもいろいろあります。この「ピッテロビアンコ」は別名:レディースフィンガー(淑女の指)と呼ばれる、細長いかたちが特徴のぶどう。



わたしが現在もっとも好きなぶどう「ちちぶ山ルビー」は丸っこくて楕円形の粒が特徴の赤ぶどうです。

どうです、見た目だけでこのちがい。ちょっと興味が出てきませんか?


もちろん、見た目だけでなく、味や食感にも大きな差があります。



これは「竜宝」というぶどう。画像をよく見ると、ところどころ皮がへたっているのがわかるでしょうか。
これは収穫してから時間が経っているわけじゃありません。果肉と皮の間に果汁がたくさん溜まっている品種だからです。
熟した果実をすこし強く指でつまむと、付け根からやわらかい果肉と果汁がぴゅっと飛び出してきます。気を付けないとあぶない。



いっぽう、この「サマーブラック」という品種はとてもかたく、歯で噛むと「パキッ」という音が聞こえてくるようなぶどう。
食感ひとつとっても、「パキッ」、「トロトロ」、そして「クニュッ」。いろんな表現のできる果物なんです。

もちろん味も千差万別。甘さひかえめ、さっぱりした味わいでサラダに向く品種から、砂糖菓子のように強烈に甘い品種、甘さと酸味のバランスがいい品種もあれば、酸味が強くてジュースに向く品種も。
ひとつの果物なのに、とにかく多様性がある……いや、ありすぎるのがぶどうの世界なんです。

◆ 

実だけではありません。葉っぱもすごい。





ぶどうも紅葉するんだなぁ、なんて思うでしょうか。でもじつはこれ、おなじ日に撮った写真なんです。

赤くなるもの、黄色くなるもの、そして色が変わらないもの……「おなじ果物なのにこうも違うのかー!」と思うと、なんだかわくわくしませんか?

ワイン専用のものも含めて、世界中には1万を越える品種のぶどうがあると言われています。めくるめくぶどうの世界……!わたしが見ているのも、じつはまだほんの一部なのです。

さて、こんな感じでサンポー本編では引き続き散歩を、ブログではぶどうのはなしをさせていただきます、少年Bです。どうぞよろしくお願いいたします。


==

少年B
ぶどうが好きなライターですが、ちゃんと散歩も好きです。
少年Bの散歩 / Twitter