サンショさんとポンコちゃん

縁あって始まった、猫との“一人一匹三脚”。
手を携え合って暮らしていくのだが…。

初喧嘩。

2019年01月03日 01時06分27秒 | ポンコちゃん


 新年二日目だと言うに、早くも喧嘩をしたサンショさんとポンコちゃん。お互いの言い分はこうである。
 サ「風呂から上がって直ぐにですよ。それこそお茶の一杯も飲めやしない。そこから延々2時間半。それでも止めると大騒ぎなのです。集合住宅だったら、隣近所から苦情が出るボリュームで泣きわめくのですよ。それが毎日。サンショさんは、夜になると、自分のしたいことや仕事が出来やしないのです。そりゃあ怒るでしょ」。
 ポ「サンショさんが忙しくしている時、ポンちゃんは、遊びたくてもずっと我慢しているのです。だからサンショさんが暇そうにテレビを観ている時くらいは、遊んで欲しいのです」。
 どうやらポンコちゃんは、コンピュータの画面とテレビの区別が付かないようで、コンピュータに向かうと必ず「遊べ」コールを発するのだ(気が付けば、2018年は、一度もテレビを点けなかったな)。
 サ「ポンちゃんや、サンショさんが観ているのは、コンピュータのモニターなのだよ。暇になってテレビを観ているのとは違うのだよ」。
 ポ「ぽんちゃんには、分からないです。でも、サンショさんは座って、観ています」。
 サ「体を動かしていなくても、忙しいのだよ」。
 ポ「じゃあ、いつならポンちゃんと遊べるですか」。
 サ「夜以外も遊んでいるじゃねーか」。
 どうやら30分以内の記憶は、メモリーされないらしい。
 サ「でもさ、2時間半は幾ら何でもサンショさんも限界なのだよ。それ以上、付き合う時間はないのだ」。
 ポ「ポンちゃん、不満、ふまーん」。
 サ「思い出してご覧。朝は、ブラッシング。昼過ぎには猫じゃらしで遊んでいるじゃないか。それに、サンショさんに2時間半も猫じゃらしをぶん回させておいて、ポンコちゃんが戯れるのは3回くらいだよ。後は、走り回っているか、どこかに行っちゃって居ないくせにさ」。
 ポンコちゃんは、勝手にインターバルを取るのだが、どこで見ているのか、サンショさんが棒を手放すと喚き立てるのだ。これが毎晩なので、サンショさんは本も読めず、メール一本も送れないために、流石に切れた。「やーめた」と、猫じゃらしを手放し、コンピュータに集中。背後から、劈くような猫の鳴き声。
 「もう、お終い。また明日ね」。が通用しないので、「嫌だ!」。と言い返すに至り、それでも納得しない猫がうるさいので、まだ早い時間ではあったが寝てしまったのだった。
 で正月早々、馬鹿な人間と猫なのであった。
 
 

 




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