当たり前という意識は傲慢。
傲慢は差別を生む。
当たり前と思ったことを、
たまたまだ、と考え直して
みる。見えなかったものが、
見えてくる。
当たり前という意識は傲慢。
傲慢は差別を生む。
当たり前と思ったことを、
たまたまだ、と考え直して
みる。見えなかったものが、
見えてくる。
おばあさんは、女の完成
作品といえるかもしれま
せん。
極上の女に完成するため
には、恋をして、おいしい
ものを学んで、いっぱい
心の贅沢をしなくっちゃあね。
森の小道にはいると、落ち葉が
美しかった。「ほら」と公園のひ
とが、ミズキの落ち葉の柄を
折ってみせた。うまく折ると、
切れずに糸をひいてぶらさがる。
子供の遊びだ。
落ち葉一枚一枚の、黄から赤の
間、あるいは灰色から黒の間の、
色の変化の多さに驚く。
とりどりの落ち葉の色素が、これか
ら、ひと雨ごとに洗われて分解し、
化学変化を重ねて、やがて茶褐色
一色の冬の土の色にかえるのだ。
やわらかい葉だと一年で栄養だっぷり
な土壌になる。
森の公園も、午後4時半を過ぎると
家族連れや恋人たちが潮の引くように
帰っていき、5時には、ほとんど人影
もない。
暮色を一緒にカケスやカラスの群れが
足元近くまでおりてきて、
さわいだ。
見せて自慢できる胸と、でき
ない胸があるように、見せて
恥ずかしい胸の中と、恥ずか
しくない胸がある。
その恥ずかしい中身のひとつ
がシタゴコロ。
[切ない distressful]
悲しさや寂しさ
恋しさなどで、
胸がしめつけられるようだ。
つらくやるせない気持ちだ。
深く心を寄せている。
大切に思っている。
― ◇ 竹物語 ◇ -
竹取が心を乱して泣き伏して
いる所に近寄って、かぐや姫
が「私も、不本意ながらこう
してお暇するのですから、
せめて天に上るのだけを見
送ってくださいませ」と言い
ますが、翁は「なんのために
お見送り申し上げるのですか、
こんな悲しい心持ちなのに、
このわしに、この後いったい
どうしろと言うつもりで、見
捨てて昇天なされるのです。
どうか一緒に連れていってくだ
さい」と泣き伏すので、
かぐや姫の心も千々に乱れるの
です。かぐや姫は「手紙を書き
残してまいりましょう。
私が恋しくなったその時々に、
取り出してご覧ください」と
言い、涙にくれながら、書いた
言葉は、
「私がこの国に生まれたのであれ
ば、ご両親をお嘆かせ申さないよ
うに、いつまでもお側にいること
もできましょう。
そうせずにお別れしてしまうこと
は、かえすがえすも残念でなりま
せん。脱いでおく着物を、私の形
見として、いつまでもご覧くださ
い。
月が出た夜は、私の住む空をあお
ぎ見てくださいませ。それにして
も、お見捨てと、書き置くのでした。
※私人の栞
辛いのでも、悲しいのでも、
苦しいのでもない。
切ないとしか表現できない
ことが、
大人になると増えるようです。
結婚しない女性がいる
恋は消える。愛は続く。
恋はカジュアル。
愛はヘビー。
女のコにとっては、
洋服を着替えるように
お手軽な恋がいいのかもね。
。
自分のことを好きでいられる。
これは、美しくあるための
重要ポイント。
自分を愛している人は、自信の
オーラで輝いています。