ガッチャマン！

映画「ガッチャマン」、昨日ムスコと観てきました。
なんか、あまり評判がよろしくないんだけど、どうしてかなぁ、と思って観てみたんだけど、は～ん、なるほど。
「ガッチャマン」として観ると評判が良くないんだな。
新しいヒーローものとして作れば良かったのに、と思った。
いや、面白かったんだけどね♪

ストーリー展開とか出演してる役者さんとか、悪くはないと思うんだけど、ただ、みんなが知っているあの「ガッチャマン」である必要がない。
ＮＥＷ戦隊ヒーローにしちゃってもいい。
だって、鳥の設定も忍者の設定も、どっかいっちゃってんだもん。

綾野くんは上手いしかっこいいんだけど、なんでコンドルのジョーにしちゃったんだろう？
なんだその髪形は・・前髪クネ男か？
綾野くんの普段の髪形で、ただのジョーという名前のヒーローにしたら良かったのに。
敵役の中村獅童と対峙した時も、さすが獅童氏、存在感・威圧感の凄味は圧倒的で、綾野くんの線の細さが際立っちゃってたやね・・。

やっぱり難しいね、アニメの実写版というのは。
みんなの頭の中にイメージが出来ちゃってるからさ。
冒頭の戦闘シーンもＣＧっつーかＶＦＸ酷使で、実写版の「ヤッターマン」「キューティーハニー」の冒頭を思い出した。
うーん、「ヤッターマン」とかと違って「ガッチャマン」はヒーローものなんだから、生身のアクションのほうを冒頭にもっと入れてほしかったなぁ。
残念。

あと、解決してないこともあるんだけど、どうなった？
甚平とジュンの両親とか、竜のお母さんとか。
ラスト見ると、２を作るつもりなのかな？

「ヤッターマン」や「怪物くん」の実写版は、アニメや漫画よりも主人公の年齢設定をかなり上げて別のものにしてたから、うまくいったのかな。
それにコメディ作品だしね。
「ガッチャマン」はシリアスなヒーローものだから、それを真面目に実写化するには元の設定に忠実にしたほうが良かったのかも。

ちなみに。
本来「ガッチャマン」って言うのは大鷲の健のことであって、５人そろってゴレンジャー！とかとは違うんだよ、『アカレンジャー』同様、一人の名前。
映画では５人の忍者の総称になってたけど、ん？あれ？映画では一言も「ガッチャマン」というセリフは出てこなかった？


惜しい、「ガッチャマン」じゃなきゃ面白かったのに。