毎年、年末になると、大学の研究室から同窓会の案内が届きます。人里はなれ、海に囲まれた実験所で1年を過ごした学生たちの絆は強く、OBも含めて毎年家族のように集まって、コテージに泊りがけで酒盛りをしています。魚関係に就職した先輩が多いので、ヒラメや車えび、各地の鮮魚が届きみんなで調理するのも楽しみの一つです。
ところが、今年は市内のホテルで・・・なんだ実験所いけないのか、と残念に思っていましたが、教授の還暦のお祝いだったそうです！駆けつけた30名ほどの卒業生、学生とともに、先生との思い出などをスピーチし、参加できなかった懐かしい方々からのメールとどき、何より、奥様もこの日のために着付け教室に通われて、着物を着てこられて、みんなが笑顔の素晴らしい会でした。
先生への記念のお祝いはなんと大漁旗！！！そして、毎年青太フルマラソンを完走されているので、赤いジャージ上下がプレゼントされました。
大漁旗を、みんながほしがっているところが研究室らしくていいなあと思いました。
写真をとるのが趣味の先生は、全員にフォトアルバムをプレゼントしてくださいました。中には、全員違う写真が・・私のは石垣島の海の写真でした。先生はアフリカのタンガニーカ湖に数年研究に行かれていたことがあります。マレーシアの干潟でハゼの研究をされたことも。母校では唯一ネイチャーに掲載された実はすごいです。今の夢の起源です。私の性格を見抜いて仕事選びのアドバイスを下さった、人生の恩師でもあります。まだまだ退官まで５ねんもありますので、どうぞ長生きしてこれからもがんばってくださいね！
毎年のことながら、この忘年会のあとはしばらく、実験所にもどりたい病にかかります。就職されてから院生にもどられた方も、万年研究生をされている方もいます。さすがに今から研究生に復帰と言うわけにはいきませんが・・私にとっては永遠の桃源郷。赤水、土々呂の海は心のふるさとです（＾＾）
