サイバラさんと須賀先生。(沢木耕太郎さんも)

2007-05-03 11:53:09 | 読書 Lire
本日、同じ日に読み終えました。

西原理恵子 ー サイバラ式
須賀敦子 ー コルシア書店の仲間たち

サイバラさんの本はいつも同様楽しい。でもこの本、ちょっと悲しくなったりする。サイバラさんは、上っ面でないほんものの優しさをもっててけっこう尊敬している私。

須賀先生2冊目。前回の本同様文章が詩のようだ。きれいな日本語の言葉に表現に溢れていて、日本語って素敵だなあって思わされる。生身の人間たちがいて、いろんなことが起きて、みんないろんなことをやって、感じて、考えて、それらをずっと優しく温かく見ている眼があって、読んでいて胸が痛くもなるけど、うしろから肩を包んでもらってるみたいな気分になる。あったかい。

書き忘れてた、この本も先日読んだんだった。

沢木耕太郎 ー 人の砂漠

二十歳代後半に書かれた本(昭和40年代後半とか)で、沖縄本島より台湾がずっと近い、二つの国の狭間にいる与那国の話、ゴミ収集をする人たちの話、相場師たちの話などなど普段自分が関われない特殊な世界、覗き見するお楽しみのような気持ちもありつつ、とても興味深かった。