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とまとのへや

トマト栽培についての情報を中心に。

葉の色が薄い 育苗後半編

2006年03月02日 | 育苗
前回はトマト育苗前半の葉の色でしたが、
トマト育苗後半で葉の色が薄くなるのは、
ほとんどの場合肥料切れですね。
鉢土の肥料を苗が吸収し尽くした状態と言ってもよいかと思います。
そこで、速効性の液体肥料で追肥します。

葉の色がすっかり薄くなってしまってからでは遅いですので、
怪しいと感じたら、いつでも追肥できるように準備をしておきましょう。

液肥の濃さですが、
少量で濃いめのほうが色は早く戻ります。
ただし、葉にかかると葉が焼けてしまうので注意が必要です。
その心配があれば薄めで、何回か与えます。

肥料切れは、気温が高くて鉢土が良く乾き、
潅水量が多いと起こりやすくなるようです。
また、最も速効性がある硝酸態窒素を多く含む肥料では、
効きが早いですが、無くなるのも早いので、
肥料切れも起こりやすいでしょう。

苗は大きくなるほどに肥料を必要とするので、
はじめの小さいうちから、どんどん効いていなくてもよいのです。

トマトの育苗は30-40日程度と長めですから、
育苗中盤から効き出してくるような肥料が効果的です。
したがって、硝酸態窒素主体のものよりは、
アンモニア態窒素が多めのほうがよいと考えられます。

あるいは、速効性のものと30-40日で効き出す緩効性肥料とを
混ぜるのも、良いアイデアだと思います。

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