『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

決らないときは何かある

2008年05月06日 | 素晴らしき人たち

 いくらご提案申し上げてもなかなか決らない人材、候補者の方がおります。

 それぞれのケースによっていろいろな理由が思い当たりますが、今回担当させて頂いたHさんケースはなぜ決らないのか当初よく分りませんでした。私から見てもとても良い青年です。面接して頂いた企業さんからのフィードバックも決して悪くはないのですが、いつも今ひとつのところでオファーが出るまで至りません。

 その理由が今日分りました(笑)。

 お昼ごろにHさんから電話がありました。

 「佐藤さん、今回いろいろとお世話になりましたが、実は転職活動をやめたいと思います。」とHさん。どうしたのですか、どこかへ決ったのですか? 決ったのであれば、それはそれでおめでたい話なのでそうHさんへ訊ねました。 すると、

 「いえ、どこも決ったということではないのですが、、、実は入学を申請していたオーストラリアの大学から入学許可がおりまして、、、自分としては申請していたものの難関なのでまさか受かるとは思っておりませんでして、それで転職活動を開始したのですが、それが運良く最近合格通知を受け取った次第です。」

 と、おっしゃるではありませんか。ははあーこれだ!とHさんから事の次第をお聞きしてひとり合点が行きました(笑)。Hさんは企業の面接に“受かってはいけなかった”のです(笑)。この仕事をしておりますと、これと似たようなケースに出くわすことが多々あります。これぞまさしく人生の妙と云うのでしょうか(笑)。

 Hさんは7月に大学へ入学するためにオーストラリアに行きます。電話の最後にHさん、こう言ってくれました。「佐藤さん、大学を卒業したあとの就職、宜しくお願いします!」 嬉しいーですね、このように言って頂けると(笑)。Hさん、ご入学本当におめでとうございます!




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