ひよっこ日本語教師街道!

日本語教師としての発見をマイペースに綴っていきます♪教師への道は甘くない!!

お笑い道場じゃないんです…

2005年11月04日 | 授業でのこと
週一回、中級のクラスで会話のみを2コマする授業を担当することになった。
ロールプレイを中心に、実際の会話での表現を学ぶ。
初日の今日は「アパート・マンションでの会話」で、ルームメイトや隣人に
上手に依頼をしたり苦情を言ったりする練習をした。

普段より自由な会話ができる会話授業は、
学生達にとってとても楽しいようで、のびのび話していた。

しかーし。
発表の段階になると(いや、練習の段階からそうなのだろうけど…)このクラス、
ウケを狙わないと気がすまないらしく、どの会話もクセのあるものばかり。
クラスは突如お笑い道場と化したのである…

『国から友達が来るので一週間泊めていいかルームメイトに交渉する』
     :(切り出し略)
Aさん(男):国から友達が来るんだけど、泊めてもいいですか?
Bさん(女):でも部屋が狭いし、今週はレポートの提出があるし、それにどんな人
      かわからないから不安です。
Aさん(男):私より5歳年上でハンサムで、結婚したがっている人です。
       …紹介しましょうか?
Bさん(女):はい。
 Bさんは、クラスでも年上な学生。返事が速い…。てか目的変わってるじゃん!


Cさん(男):あのぅ、お願いが
Dさん(女):ダメです。
 はやすぎだっつの。


『出張の間アパートの隣人にペットの世話を頼む』
     :(切り出し略)
Eさん(韓国人):一週間出張に行かなきゃならないので、犬を預かって欲しいん
        ですけど…。
Fさん(中国人):でも、死んでしまったら困るし…(←言わない)もし、死んだら…
         …食べてもいいですか?
Eさん(韓国人):…そのときは、一緒に。
    アナタタチッ 

いちいちみんな大爆笑。
指名する私もオチがつくよう配慮しなきゃいけないみたいじゃん…。(←)
楽しく、でもきちんと押さえるところ(今日学ぶ項目)は押さえて…という
雰囲気コントロールがネックです、このクラス