中級レベル程度のフィリピン人Jさん。
書くのはまだまだだが、耳でしっかり日本語を捉えて学習している。
フィリピン人なので英語学習の経験もあり、ストラテジーが発揮できるのだろう。
そんな彼は長めの文を話していて、
順調に話していた最中
「あ…、あー…」
と詰まる瞬間がある。
「何か足りない」という瞬間。
それは副詞だったり「~んですが」だったり「あいにく」のような
クッション言葉だったりと、意味把握には必須ではない表現部分。
でもあったほうがしっくりくる部分だ。
なぜ彼は「その語彙を入れること」に気づくのかと考えていて、
リズム感をつかんでいるからではないかと思った。
そしてそう考えると副詞や感嘆詞、複合助詞などには
意味を加える役割の他に効果的なリズムを作る役割も
あるのかもしれないなと思った。
詳しく説明したり、強調したりするためには発話のリズム、かける時間に
メリハリをつけることが大切だからだ。
(例えば、「~から」よりも「~からには」「~からこそ」
のほうが単純に発話の時間が長くなるし、そのあとの「、」の一呼吸が
あることで次の語彙が際立つ。)
こういう内容の時はこんなリズムでここに大切な情報(語彙)を持ってくる、
とか、ここで「~んですが」を入れることで一旦相手と間を合わせるとか、
耳で覚えていくとそういう日本語らしいリズム感が身につくのかもなぁと思った。
そう考えると、『7か国語をモノにした人の勉強法』の中の
「頭の中に埋めるべき空欄を作りそれを埋めていく」の「空欄」というのは
音楽の音符のようなもので、リズム感を身につけてこそ描けるものかも。
リズム感をつかむ。
これを意識して教えると、なにやらいろいろよさそう…と思う。
(特に助詞を教えるとき、強調して変なリズムにならないように…!)
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言語を奏でる
書くのはまだまだだが、耳でしっかり日本語を捉えて学習している。
フィリピン人なので英語学習の経験もあり、ストラテジーが発揮できるのだろう。
そんな彼は長めの文を話していて、
順調に話していた最中
「あ…、あー…」
と詰まる瞬間がある。
「何か足りない」という瞬間。
それは副詞だったり「~んですが」だったり「あいにく」のような
クッション言葉だったりと、意味把握には必須ではない表現部分。
でもあったほうがしっくりくる部分だ。
なぜ彼は「その語彙を入れること」に気づくのかと考えていて、
リズム感をつかんでいるからではないかと思った。
そしてそう考えると副詞や感嘆詞、複合助詞などには
意味を加える役割の他に効果的なリズムを作る役割も
あるのかもしれないなと思った。
詳しく説明したり、強調したりするためには発話のリズム、かける時間に
メリハリをつけることが大切だからだ。
(例えば、「~から」よりも「~からには」「~からこそ」
のほうが単純に発話の時間が長くなるし、そのあとの「、」の一呼吸が
あることで次の語彙が際立つ。)
こういう内容の時はこんなリズムでここに大切な情報(語彙)を持ってくる、
とか、ここで「~んですが」を入れることで一旦相手と間を合わせるとか、
耳で覚えていくとそういう日本語らしいリズム感が身につくのかもなぁと思った。
そう考えると、『7か国語をモノにした人の勉強法』の中の
「頭の中に埋めるべき空欄を作りそれを埋めていく」の「空欄」というのは
音楽の音符のようなもので、リズム感を身につけてこそ描けるものかも。
リズム感をつかむ。
これを意識して教えると、なにやらいろいろよさそう…と思う。
(特に助詞を教えるとき、強調して変なリズムにならないように…!)
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