ブータン王国は、国民の心理的幸福などを指標とする「国民総幸福量」(GNH)を重視する国として知られています。
ワンチュク国王は17日、国会で日本への強い信頼と哀悼の意がこもった素晴らしい演説をしてくださいましたし。
≪お言葉 抜粋≫大災害から復興しなければならない日本国民に対する私の深い
同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。
いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。
しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、
それは日本と日本国民であります。
日本は技術と革新の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、
世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、
歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、
そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む日本国民は素晴らしい資質を示されました。
他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に
、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。
文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、
日本人特有の特性であり、このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、
何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません。
そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。
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YouTube: ◆ブータン国王陛下の偉大な演説 The great address of His Majesty the King of Bhutan
ここまで深い信愛の気持ちを述べられた国王。ブータン国民と絆を作った人があります。
「ブータンの農業の父」
西岡京治(けいじ・1933~92) その名を知る人はあまりいないかもしれません。
しかし、ブータンでは、「農業の父」とされ、国民のほとんどにその名を知られています。
国民の大半は農業で生計を立てているが、国土の大半は山と谷であるため耕作地は1割程度に過ぎない。
彼は28年にわたって農業技術指導を行い、農産物の生産力を飛躍的に増大させ、
若いリーダーの育成に成功した。ブータンを愛し、ブータンのために生き、ブータンで亡くなった。
1964