櫻井語録

惑わされずに 寄り添っていて。

毎日思うこと。

NANAとか、悲哀。やむをえないこと。

2005年09月06日 | 日々思う(ブログ版)
なにかにつけて、文化的を気取っている櫻井なわけですが、今日はスターウォーズエピソードⅤ、さらにNANAを見に行ってしまいました。室井で、かなり引いたスタンスを取っていたのですが、今回も、引き続き引きに引いたスタンスで見に行きました。

結果は、
かなり良かったといえると思います。漫画のNANAは2巻ぐらいまでしか読んでないんだけど、それのほうが良いのかなぁと思ったり。なにせ、宮崎あおい嬢は、前回のホームページ時代にも書いたとおり好きな女優さんだし。
まぁ、漫画のほうでのファンの方には、賛否両論あると思うのですが、映画もヒットしているようで。

その要因というのは…

なんでしょうね。見ている間も、いろいろ考えてはいたんだけど、バシッとはわからないんだよね。それでも、ひとつの要因としては、物事には結果を意図していない行動というものがあって、それを過失といったりするのかもしれないけど、登場人物は、基本的に、性格的に、「どうしようもない」行動をとるのです。悪い意味ではありません。「そうとしかやりようのない行動」と言ってもいい。

傍目八目という言葉がありますよね。人間のとる行動は、その人の性格の影響を大きく受けていて、登場人物の心理描写によって、一見理不尽な行動をとってしまう。でも、その一つ一つが???ではなく、ほとんど「どうしようもない」ように感じてしまう。傍から見ていれば、ことの善悪というものは当事者よりもわかることはあるでしょう。しかし、自分が当事者であるときに、必ず正しい行いをするとは限らない。

善悪というより、「あぁわかるわかる」、つまり共感を呼ぶ。このあたりが魅力なのかなぁと。

でもそれって心理描写、性格描写が成功してないと、共感は得られるものではないのだから、そのあたりはうまいんだろうなぁと感心しました。

さらに、映画の話とはかけ離れていくけど、さらに、人間は、そういった、性格に裏づけされていない行動すらとってしまうものだから、本当に複雑です。異性の好みとかもそうだったりするよね。自分の好きなタイプっていうのがあるんだけど、実際はぜんぜん違う人が脇にいたりね。そんななかでは、人間の行動パターンも確率的にしか捉えられなかったり?