こんにちは!さくちゃんです。
先日、海外来たばかりの知人と歩いているときに、
「いたる所に見かけるけど、これは何?」
と、歩いている道の先に指を向けられました。
知人が指し示していたのは点字ブロック。
私にとっては当たり前のものだと思っていましたが、点字ブロックがスタンダードではない国もあるのだと理解しました!
興味深いなと思ったので、点字ブロックについて簡単に調べてみました!
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目次
■点字ブロックは日本発祥!?思いやりから生まれた発明
■海外ではどれくらい広まっている?
■最後に
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■点字ブロックは日本発祥!?思いやりから生まれた発明
点字ブロックは1967年3月18日に日本の岡山県に初めて設置されました。
初めて設置された3月18日は「点字ブロックの日」と言われています。
どこでできたものなのか、考えたことがありませんでしたが、日本発祥のものなんですね!!
考案したのは、岡山県の三宅精一さんと弟の三郎さん。
当時三宅さんは旅館を経営していましたが、ある時弱視である友人が横断歩道の近くで車に轢かれそうになっているのを見て、”何かできないか”と考えたことが始まりだそうです。
考案から約2年後、岡山県立岡山盲学校の付近の国道に三宅さんの自費で設置しました。
その後も三宅さんは生涯をかけて自費で点字ブロックの設置を広げていったそうです。
危ないと思ったたったその一回で、自分の生涯を費やしてでも点字ブロックの反映に力を添えた三宅さんはすごいですね!!
■海外ではどれくらい広まっている?
現在、日本で生まれた点字ブロックは海外にも広まり、約150カ国の国で設置されているそうです。
しかし現状は駅の構内や周辺が中心となっていて、日本のようにどの場所にも設置されているという状態ではないそうです。
事実、私もコロナウイルスが流行る前は海外旅行に行っていましたが、思い返してみると点字ブロックを見かけることは少なかったです。
筆者撮影、2018年、アメリカ・シアトル
横断歩道の前を知らせる点字ブロック
筆者撮影、2018年、アメリカ・ニューヨーク
道の途中に点字ブロックはなし
特に欧米の地域では景観を大事にしていることもあり、街の雰囲気に合うようにすることがまず一つあるそうです。
更に、これは日本でも同様に言えることなのですが、でこぼこのタイルが足の不自由な人やスーツケースをひく旅行者の妨げになるなど、いくつか課題があります。
工夫されている例としては、黄色ではなく黒やグレーにするケースや、でこぼこのないゴム状のラインでガイドするケースもあります。
一方で、海外では”心のサポート”として、こういった仕組みに頼らず困っている人への声かけがしっかりなされることが多いのだとか。
点字ブロックのような全盲・弱視の人を支える仕組みも、そういった方への寄り添い・理解がある社会も、どちらも大切ですね!
■最後に
日本発祥の点字ブロック、今の日本ではいたるところに張り巡らされています。
発案者の三宅さんの思いが現代にも引き継がれていて素敵なことですね。
バリアフリーな世の中になるように、私も日々アンテナをはってみます!
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