3000アマツムカムロミチトコノ[天真津威醸移現育保堅延a ma tiumu ka mu ro mi tiu to ko nou]
【原本訳】大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋、永久の秩序立て。
【一音訳】[天]ああ![真]真の姿[津]意図は[威]偉大な変化力[醸]進む[移]~ている[現]ありのままの姿[育]力の流れ[保]蓄えられている意志と力[堅]変わらない[延]秩序立て
【文節訳】[天真津]大自然が意図したこと[威醸移]自然変化が進んでゆく[現育]道筋の[保堅]永久[延]秩序立て
【解釈訳】大自然の永久の秩序立てとは大自然の法則のこと。[保]という字は戸締まりの戸、ドアを意味する。戸締まりをして、おけば、中の物を保存しておける。こんなところから、[保]の字が使われたようだ。次の[堅]。堅固なものは壊れない。そこでこの二つを合わせてトコシナエ、常磐木、このような日本語が永久という意味でいまなお使われている。第3章では、現に我々が見ている自然の姿だけでなく、目に見えない世界も含めて三つの法則に従い自然は変転して行く、ことについて書かれている。
【意訳】大自然の永遠の秩序(第3章章題)
3001カムロミ[威醸移現 ka mu ro mi]
【原本訳】大自然変化現相。
【一音訳】[威]大自然の変わり行く力[醸]進展する[移]進行中の動作を表す[現]ありのままの姿。現相
【文節訳】[威醸移]自然変化が進んで行く[現]ありのままの姿
【解釈訳】カムロ、変わりゆくものというのは現代の言葉では大自然。春夏秋冬日々変わり続けている。過去と未来の時間軸の中で刻々と移り変わって行く現世をカムロミという。カムロミとは大自然そのもの、即ち、大自然がもつポテンシャル(潜在能力)そのものである。見えない力、自然を動かす原動力。
見えない世界というと宗教的と思うかも知れないが、生物で例えれば命。命は見えない。命がないと動けない。けれど死んだ人間の心臓を生きている人間に移植して生かすことができる。命とは何だろう。見えない世界のエネルギーを送り出す命が現実のエネルギーを生み、人間を動かしていると考えられるのではないだろうか。
【意訳】大自然の姿。(第3章副題)
3002カムロキ[威醸移岐 ka mu ro ki]
【原本訳】大自然変化現象。
【文節訳】[威醸移]自然変化は進んで行く[岐]現象。際立つ
【解釈訳】カムロミに引き起こされる現象。現実をつくり出し、過去の力を吸収する、その意志と力がカムロキ。過去から未来へパ[晴゜]が循環し渦巻く潜在力の大運気の世界をタカマパル[垂威真晴゜活]といい、その姿がカムロミであり、その運気によって引き起こされる現象をカムロキという。タカマパルについては後に3301で説明する。
※ただあまり深く理解しようとしない方がいい。古代の神学を学ぶなら別だが、弥生の言葉が書いてあるという理解でもいいのではないかと思う。
【天津祝詞(あまつのりと)】高天原(たかあまのはら)に神留坐(かむづまりま)す神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)の命以(みことも)ちて・・・・
※弓前文書に比べると、カムロミを女神、カムロキを男神として、男女の順に並べ替えている。
【意訳】大自然の現象。(第3章副題)
第三章 第一節
3100ミキマパルトコヨ[現岐真晴゜活保堅因 mi ki ma pa ru to ko you]
【原本訳】森羅万象は、大自然保有力が起こす因果の永久輪廻(りんね)運動である(これを輪廻因の法則という)。
【一音訳】[現]現相。この世の姿[岐]現象[真]真の姿[晴゜]大自然の持つ意志とその力が張り出して行く[活]現在形。一般動作を表す[保]蓄えられている意志と力[堅]変わらない[因]世。日本数詞の4番目
【文節訳】[現岐]森羅万象[真晴゜活]輪廻する[保堅因]永久に繰り返される世
【解釈訳】ミキとはこの世の起きる様々な現象、見えない世界から流れ込んだ現実のエネルギーがつくりだしたもの、森羅万象のこと。マパルは力が張り出して循環している状況で「まわる」の語源。仏教用語を借りて再生復活を繰り返す輪廻と訳せる。トコヨとは永久に繰り返す世をいう。「常世(とこよ)」の語源である。ミキマパルトコヨとは様々な現象が回って永久に繰り返すと訳せるだろう。
何が回る、何が輪廻するのか、それはこの節に書かれている四つの世。アパナミ、アポナミ、イザナミ、イザオミの四つの消長を繰り返すので「よ(四・世)」という。因は果を生み、果は因を生んで、次々と永久に繰り返されるのである。
森羅万象は、さまざまな因果の果てに引き起こされた、その潜在力の消長の段階に応じて、それに向かって流れ込んだ現実エネルギーがつくり出したものである。この潜在力の消長を相といい、流れ込んで来る現実のエネルギーを象という。潜在力とは見えない力であり、見えない力が現実のエネルギーに変換され、現象を起こすという意味だろう。見えないという表現は認識できないという意味でとらえて欲しい。
カムロミ・カムロキ(大自然の姿・現象)は必ず四つの段階を経て生まれては消えて行く。これを永久に繰り返す。
【意訳】森羅万象は大自然の見えない力が起こす現実のエネルギーによってつくり出された消長の永久の繰り返しの姿である。(第一法則、輪廻の法則、トコヨの法則)(第3章第1節節題)
3101アパナミ[会晴゜成現au pa na mi]
【原本訳】因縁結実相。
【一音訳】[会]出合いの時期到来[晴゜]大自然の持つ意志とその力[成]物事が完成した[現]見えているものの姿。現相
【文節訳】[会晴゜成]現実に現れる機会を得た[現]姿
【解釈訳】パとは大自然の意志とその力、つまり、見えない世界のエネルギー。そのパに出会って完成する姿。パのエネルギーとは生命エネルギーと考えてもよいと思う。パという大自然の持つ潜在エネルギーが物質に変わってゆく姿という意味になる。現実に現れる機会を得た姿。
原本訳で使われている「相」は潜在力の消長、「象」は流れ込んでくる現実のエネルギー。つまり「相」とは認識できないエネルギー、見えない世界のエネルギーであり、潜在力という言葉も使われている。「象」とは現実のエネルギー、現実の力の状態。
【意訳】大自然の持つ潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく姿(輪廻四つの世の第一段階)。
3102アパナヨ[会晴゜成因 a pa na you]
【原本訳】自然力吸収象。
【文節訳】[会晴゜成]現実に現れる機会を得た[因]定められた通り。世
【意訳】大自然の持つ潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく状態。
3103アポナミ[会穂゜成現 au po na mi]
【原本訳】事物発現相。
【一音訳】[会]出会う[穂゜]自然の持つ意志と力が分派、独立したもの。分霊[成]物事が完成した。秩序が出来上がった[現]見えているものの姿。現相
【文節訳】[会穂゜成]現象という自然の中の一つの意志、独立した自然意志である分霊がつくられた[現]姿
【解釈訳】独立した自然意志が出来るということは、現実に起こる事象が出来てゆく、現象が成長して行く。そこには現実のエネルギーが流れ出している。アポナミは現世。
【古事記】沫那美(あわなみ)の神
【意訳】現実のエネルギーが流れ出して、現象が成長してゆく姿(輪廻四つの世の第二段階)。
3104アポナキ[会穂゜成岐 au po na ki]
【原本訳】自然力集中現象。
【文節訳】[会穂゜成]現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた[岐]現象
【解説訳】アポナで現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた、その姿がアポナミ、力の状態がアポナキ。
【古事記】沫那藝(あわなぎ)の神
【意訳】現実のエネルギーが流れ出して、現象が成長してゆく。
3105イザナミ[親陜成現 iu tsau na mi]
【原本訳】事物分解相。
【一音訳】[親]自然の親しみ。愛憎[陜]接近する[成]物事が完成した[現]見えているものの姿
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く。[現]姿
【解釈訳】イザナは1408でも出てきたが、親しく接することにより生命は生まれ、そして他に代えが利かない個として存在し、よって、同位体の分裂増殖、新陳代謝とは異なり、個は消滅して行く。アポナミが成長して行く姿であり、イザナミは消滅へと向かう段階を示す。アパナミとイザナミがウツヨ[美積因]の世界、現世(うつしよ、げんせい)である。生物に限らず、森羅万象の姿の一つの段階。
【古事記】伊邪那美(いざなみ)の命。但し、1407参照のこと。
【意訳】成長が止まり分解、消滅して行く姿(輪廻の第三段階)。
3106イザナキ[親陜成岐 iu tsau na ki]
【原本訳】自然力解放現象。
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く[岐]現象
【解説訳】現象は分解、消滅して行く力の状態。
【古事記】伊邪那岐(いざなき)の命。但し、1408参照。
【意訳】現象は分解、消滅して行く。
3107イザオミ[親陜覆現 iu tsau wo mi]
【原本訳】余韻因果相。
【単語訳】[親]自然の親しみ。愛憎[陜]接近する[覆]覆う。またその状況から影および過去も表す[現]見えているものの姿
【文節訳】[親陜]分解して行く状況[覆現]覆われた姿
【解説訳】オミとは覆われた姿、つまり、現象が消滅し過去となってしまった姿。消滅したとは、見えない世界、認識できない世界、潜在力の世界に行ってしまった。分解した潜在力は未来社会に進んで行き、また最初に戻ってアパナミで潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく。
【意訳】過去のものとなった現象の姿(輪廻の第四段階)。
3108イザナヤ[親陜成因゛iu tsau na yau]
【原本訳】自然力拡散象。
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く[因゛]原因結果が繰り返される。益々。
【解釈訳】過去のものとなった現象はさまざまになった。ということは、分解して消滅してバラバラになって、素材になったということだろう。これも見えない世界の話。
【意訳】過去のものとなった現象はさまざまになった。
【原本訳】大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋、永久の秩序立て。
【一音訳】[天]ああ![真]真の姿[津]意図は[威]偉大な変化力[醸]進む[移]~ている[現]ありのままの姿[育]力の流れ[保]蓄えられている意志と力[堅]変わらない[延]秩序立て
【文節訳】[天真津]大自然が意図したこと[威醸移]自然変化が進んでゆく[現育]道筋の[保堅]永久[延]秩序立て
【解釈訳】大自然の永久の秩序立てとは大自然の法則のこと。[保]という字は戸締まりの戸、ドアを意味する。戸締まりをして、おけば、中の物を保存しておける。こんなところから、[保]の字が使われたようだ。次の[堅]。堅固なものは壊れない。そこでこの二つを合わせてトコシナエ、常磐木、このような日本語が永久という意味でいまなお使われている。第3章では、現に我々が見ている自然の姿だけでなく、目に見えない世界も含めて三つの法則に従い自然は変転して行く、ことについて書かれている。
【意訳】大自然の永遠の秩序(第3章章題)
3001カムロミ[威醸移現 ka mu ro mi]
【原本訳】大自然変化現相。
【一音訳】[威]大自然の変わり行く力[醸]進展する[移]進行中の動作を表す[現]ありのままの姿。現相
【文節訳】[威醸移]自然変化が進んで行く[現]ありのままの姿
【解釈訳】カムロ、変わりゆくものというのは現代の言葉では大自然。春夏秋冬日々変わり続けている。過去と未来の時間軸の中で刻々と移り変わって行く現世をカムロミという。カムロミとは大自然そのもの、即ち、大自然がもつポテンシャル(潜在能力)そのものである。見えない力、自然を動かす原動力。
見えない世界というと宗教的と思うかも知れないが、生物で例えれば命。命は見えない。命がないと動けない。けれど死んだ人間の心臓を生きている人間に移植して生かすことができる。命とは何だろう。見えない世界のエネルギーを送り出す命が現実のエネルギーを生み、人間を動かしていると考えられるのではないだろうか。
【意訳】大自然の姿。(第3章副題)
3002カムロキ[威醸移岐 ka mu ro ki]
【原本訳】大自然変化現象。
【文節訳】[威醸移]自然変化は進んで行く[岐]現象。際立つ
【解釈訳】カムロミに引き起こされる現象。現実をつくり出し、過去の力を吸収する、その意志と力がカムロキ。過去から未来へパ[晴゜]が循環し渦巻く潜在力の大運気の世界をタカマパル[垂威真晴゜活]といい、その姿がカムロミであり、その運気によって引き起こされる現象をカムロキという。タカマパルについては後に3301で説明する。
※ただあまり深く理解しようとしない方がいい。古代の神学を学ぶなら別だが、弥生の言葉が書いてあるという理解でもいいのではないかと思う。
【天津祝詞(あまつのりと)】高天原(たかあまのはら)に神留坐(かむづまりま)す神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)の命以(みことも)ちて・・・・
※弓前文書に比べると、カムロミを女神、カムロキを男神として、男女の順に並べ替えている。
【意訳】大自然の現象。(第3章副題)
第三章 第一節
3100ミキマパルトコヨ[現岐真晴゜活保堅因 mi ki ma pa ru to ko you]
【原本訳】森羅万象は、大自然保有力が起こす因果の永久輪廻(りんね)運動である(これを輪廻因の法則という)。
【一音訳】[現]現相。この世の姿[岐]現象[真]真の姿[晴゜]大自然の持つ意志とその力が張り出して行く[活]現在形。一般動作を表す[保]蓄えられている意志と力[堅]変わらない[因]世。日本数詞の4番目
【文節訳】[現岐]森羅万象[真晴゜活]輪廻する[保堅因]永久に繰り返される世
【解釈訳】ミキとはこの世の起きる様々な現象、見えない世界から流れ込んだ現実のエネルギーがつくりだしたもの、森羅万象のこと。マパルは力が張り出して循環している状況で「まわる」の語源。仏教用語を借りて再生復活を繰り返す輪廻と訳せる。トコヨとは永久に繰り返す世をいう。「常世(とこよ)」の語源である。ミキマパルトコヨとは様々な現象が回って永久に繰り返すと訳せるだろう。
何が回る、何が輪廻するのか、それはこの節に書かれている四つの世。アパナミ、アポナミ、イザナミ、イザオミの四つの消長を繰り返すので「よ(四・世)」という。因は果を生み、果は因を生んで、次々と永久に繰り返されるのである。
森羅万象は、さまざまな因果の果てに引き起こされた、その潜在力の消長の段階に応じて、それに向かって流れ込んだ現実エネルギーがつくり出したものである。この潜在力の消長を相といい、流れ込んで来る現実のエネルギーを象という。潜在力とは見えない力であり、見えない力が現実のエネルギーに変換され、現象を起こすという意味だろう。見えないという表現は認識できないという意味でとらえて欲しい。
カムロミ・カムロキ(大自然の姿・現象)は必ず四つの段階を経て生まれては消えて行く。これを永久に繰り返す。
【意訳】森羅万象は大自然の見えない力が起こす現実のエネルギーによってつくり出された消長の永久の繰り返しの姿である。(第一法則、輪廻の法則、トコヨの法則)(第3章第1節節題)
3101アパナミ[会晴゜成現au pa na mi]
【原本訳】因縁結実相。
【一音訳】[会]出合いの時期到来[晴゜]大自然の持つ意志とその力[成]物事が完成した[現]見えているものの姿。現相
【文節訳】[会晴゜成]現実に現れる機会を得た[現]姿
【解釈訳】パとは大自然の意志とその力、つまり、見えない世界のエネルギー。そのパに出会って完成する姿。パのエネルギーとは生命エネルギーと考えてもよいと思う。パという大自然の持つ潜在エネルギーが物質に変わってゆく姿という意味になる。現実に現れる機会を得た姿。
原本訳で使われている「相」は潜在力の消長、「象」は流れ込んでくる現実のエネルギー。つまり「相」とは認識できないエネルギー、見えない世界のエネルギーであり、潜在力という言葉も使われている。「象」とは現実のエネルギー、現実の力の状態。
【意訳】大自然の持つ潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく姿(輪廻四つの世の第一段階)。
3102アパナヨ[会晴゜成因 a pa na you]
【原本訳】自然力吸収象。
【文節訳】[会晴゜成]現実に現れる機会を得た[因]定められた通り。世
【意訳】大自然の持つ潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく状態。
3103アポナミ[会穂゜成現 au po na mi]
【原本訳】事物発現相。
【一音訳】[会]出会う[穂゜]自然の持つ意志と力が分派、独立したもの。分霊[成]物事が完成した。秩序が出来上がった[現]見えているものの姿。現相
【文節訳】[会穂゜成]現象という自然の中の一つの意志、独立した自然意志である分霊がつくられた[現]姿
【解釈訳】独立した自然意志が出来るということは、現実に起こる事象が出来てゆく、現象が成長して行く。そこには現実のエネルギーが流れ出している。アポナミは現世。
【古事記】沫那美(あわなみ)の神
【意訳】現実のエネルギーが流れ出して、現象が成長してゆく姿(輪廻四つの世の第二段階)。
3104アポナキ[会穂゜成岐 au po na ki]
【原本訳】自然力集中現象。
【文節訳】[会穂゜成]現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた[岐]現象
【解説訳】アポナで現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた、その姿がアポナミ、力の状態がアポナキ。
【古事記】沫那藝(あわなぎ)の神
【意訳】現実のエネルギーが流れ出して、現象が成長してゆく。
3105イザナミ[親陜成現 iu tsau na mi]
【原本訳】事物分解相。
【一音訳】[親]自然の親しみ。愛憎[陜]接近する[成]物事が完成した[現]見えているものの姿
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く。[現]姿
【解釈訳】イザナは1408でも出てきたが、親しく接することにより生命は生まれ、そして他に代えが利かない個として存在し、よって、同位体の分裂増殖、新陳代謝とは異なり、個は消滅して行く。アポナミが成長して行く姿であり、イザナミは消滅へと向かう段階を示す。アパナミとイザナミがウツヨ[美積因]の世界、現世(うつしよ、げんせい)である。生物に限らず、森羅万象の姿の一つの段階。
【古事記】伊邪那美(いざなみ)の命。但し、1407参照のこと。
【意訳】成長が止まり分解、消滅して行く姿(輪廻の第三段階)。
3106イザナキ[親陜成岐 iu tsau na ki]
【原本訳】自然力解放現象。
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く[岐]現象
【解説訳】現象は分解、消滅して行く力の状態。
【古事記】伊邪那岐(いざなき)の命。但し、1408参照。
【意訳】現象は分解、消滅して行く。
3107イザオミ[親陜覆現 iu tsau wo mi]
【原本訳】余韻因果相。
【単語訳】[親]自然の親しみ。愛憎[陜]接近する[覆]覆う。またその状況から影および過去も表す[現]見えているものの姿
【文節訳】[親陜]分解して行く状況[覆現]覆われた姿
【解説訳】オミとは覆われた姿、つまり、現象が消滅し過去となってしまった姿。消滅したとは、見えない世界、認識できない世界、潜在力の世界に行ってしまった。分解した潜在力は未来社会に進んで行き、また最初に戻ってアパナミで潜在エネルギーが現実の物質に変わってゆく。
【意訳】過去のものとなった現象の姿(輪廻の第四段階)。
3108イザナヤ[親陜成因゛iu tsau na yau]
【原本訳】自然力拡散象。
【文節訳】[親陜成]現象は分解、消滅して行く[因゛]原因結果が繰り返される。益々。
【解釈訳】過去のものとなった現象はさまざまになった。ということは、分解して消滅してバラバラになって、素材になったということだろう。これも見えない世界の話。
【意訳】過去のものとなった現象はさまざまになった。