お蕎麦屋さんに行くと、サービス担当の奥様が不在でした。
壁には、パートさん募集の張り紙。。。
何か訳ありそう。
客席から厨房は見えませんが、バタバタしている気配が漂ってきます。
先客が3組いました。
席に着くと、事情を知っているらしい常連さんがお茶とメニューと注文書を運んでくれました。
店主が長靴を履いて、バタバタと厨房からお盆にのせた食事を運んで来ます。
小上がりになっているので、お盆を持ったまま長靴を脱ぐのが大変そう。
お客が、自ら受け取りに行きます。
店主さんも、(お盆から)手を離します。気をつけて。とか、
(受け取りに来てくれて)ありがとうの言葉をかけて渡されます。
入れ替わり立ち替わり、続々とお客様が入ってきます。
その場に居れば、何となく事情が察せられます。
初めて入店した人も、自分自身が食べ終えた食器をまとめたり、後から来たお客様に自分が見終えたメニュー表を渡したり、優しい連鎖が起きてました。
私も、ちょっとだけお手伝い。
心が、ほっこりしました。
とても美味しい蕎麦屋さんなので、奥様が戻られるまで、パートさんが見つかり、うまくお店がまわりますように。