鹿児島市皇徳寺台のピアノ教室 坂井節子ピアノ教室            坂井節子のブログ

ピアノを弾いたり教えたりしている日常の中で感じたことを綴ります。

シニアの方へ

2015-05-02 22:30:09 | ピアノレッスン

私の教室で、ピアノのレッスンを始められて、3年目になられるシニアの方が、寄稿して下さいました。

初めてお電話をいただいた時、「年齢の上限制限がありますでしょうか?」とおっしゃったことを、覚えております。もちろん、私は、即座に、「ございません。」と、お答えしました。でも、やはり、「この年齢で・・・。」と、考えられ、実際にレッスンを始められたのは、半年程してからでした。その時、意を決して、ご自分の中で、何かを乗り越える意気込みでいらしたことが、感じられました。

ご自分の解りやすい言葉で、どんどんメモなさり、質問なさり、「これがあると自分にとって解りやすい。」という、グッズを作ってこられもするので、私も、とても教え甲斐があり、「この方にとって、これからの人生の中で、ピアノが良き友となりますように。」と願いながら、教えさせていただいていました。(それは、もちろん、今も同じです!)

40代~50代頃から弾きたいと思っておられたピアノを始め、「生きる楽しみ」を見付けたと書いておられます。

・・・深い谷底から這い上がる力、抜け出す力が、「音楽の力」であった。・・・・・今では、62曲のレパートリーがあり、楽譜を見ながら、悪戦苦闘の連続ではあるが、今までの希望・思いが適い、少しずつでも弾けるようになっていくことが、喜びであり、素晴らしい音楽の中で、楽しみに満ちた日々である。・・・・・“シニアの皆さん、この歳になってからと、諦めていませんか?79歳の私が、なんとかピアノを弾いて、従来とは別の人生を歩いている今日この頃です。また、指を動かすことは、脳にもとても良いような気がするし、脳の活性化にもなっていると思います。美しい音楽を聴きながら、自分の好きな曲を弾きながら、これからの人生を一緒に歩いてみませんか?シニアの皆さん、私の仲間に入りませんか?”・・・

季節ごとに、あちこち旅行の計画を立てて、北は、北海道まで行かれる行動力のある方ですが、ピアノが心の支えとなっていらっしゃることが伝わってくる原稿に、胸が熱くなりました。どうぞ、いつまでもお元気で、ピアノをお続け下さい。

 

 


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