(公財)日本ピアノ教育連盟九州南部支部主催ピアノ公開講座のお知らせです。
●講師:横山幸雄先生
●日時:2013年10月19日(土)午後2:00~6:00
●会場:東郷音楽学院ホール(2F)
●入場料:3000円
ピアノオーディションに出場する皆さん、そしてそれ以外の方達も、お勉強になりますので是非ご参加下さい。
チケットあります。
バッハ、ハイドン、ドビュッシー、ショパン、ラヴェルと、盛り沢山です。
アナリーゼや演奏スタイルの確認、作曲家別奏法の違い、作品ジャンルからくる特殊性等々…、これだけは押さえておかなければいけないということを言うだけでも、あっという間に時間が過ぎます。
資料は、明日までに聴いてくる(読んでくる・見てくる)という約束で貸し出し、帰省中の時間をすべて研究に当てて、充実感一杯で帰ってもらい、練習に励んでもらいたいと思っています。
若さという素晴らしい特権を充分に活かして、今学べるすべてを貪欲に自分の身体にしみ込ませて下さい。
その先に、あなたの未来は開けます。
そのハミングなどで歌える音に「ドレミファソラシ…」という名前があることがまだ結びついていない、あるいは、音の高さと名前がまだ一致していないだけですので、気長に、歌うことを繰り返していると、必ず変化が訪れます。
そして、音感が付いて来ます。
あるお子さんが、小さいお子さんに人気のあるブルグミュラーの「アラベスク」を、年中さんの頃には「ダッダッダッ」と歌っていたのですが、年長さんになったある日、「ラドミ」だと解ったらしく、得意げに、両手を使って(まだ片手では届かなくて)「ラドミ」の和音を弾いてくれたことを思い出します。
大人は、同じことを繰り返してばかりだと、苛々したり焦りが出そうですが、子供は、和やかな空気と楽しさがあれば、大丈夫。
「まだ」の部分は気長に待ってあげると、必ず、出来るようになる日が来ます。
皆さんの成長が楽しみです。
生涯学習プラザ協働講座「どこかで聴いたクラシック」のご案内です。
次回は10月18日(金)です。
●10月18日(金)午前10:30~11:30<サンエールかごしま講堂>●
<ワーグナー生誕200年を記念して>
・「ローエングリン」より 結婚行進曲
・Beethoven第九交響曲より 終楽章
・歌劇「タンホイザー」より タンホイザー序曲
・歌劇「ニーベルングの指輪」より ワルキューレの騎行
作曲家・時代背景のお話を交えて、連弾(1piano-4hands)で、演奏します。
お問い合わせいただいた方には、詳しいご案内をお送りしています。
皆様のお越しをお待ちしています。
鹿児島市のホームページ内、こちらに載せていただいています。
きっと始業式の前の日は、「明日から学校だ!」と思うと、楽しみで仕方なかったことでしょう。学校生活主体の普段の生活のリズムにそろそろ慣れて来た頃でしょうか。
さて、この夏、コンクールに出場したある生徒さんの作文を、読ませていただきました。
生徒さん達にとって、子供のためのコンクールは、練習が充分に出来る夏休みならではの、一度しかないその年齢の夏の貴重な経験です。
結果は結果として謙虚に受け止めます。
でも結果が良くても悪くても、本当に大切なことは、コンクールに出場したことによって本人が何を学んだのか、そして、そのことをどのようにとらえているのかということです。
作文に書き、言葉にすると、自分の気持ちを整理出来て、色々なことに気付くことが出来ますよね。
コンクール出場は、準備段階から本番まで、本人の質も量も充実した練習と、ご家族の御理解と御協力があってこそ成り立ちます。
その作文には、お家での練習の時の気持ちとお母様の励ましの言葉、本番直前の本人の状態とお母様の言葉、弾き始める時心に響いたお母様の言葉、最後まで落ち着いて弾けたこと、気持ち良く弾けて満足したこと、コンクールに出場したことを通して気付いたこと、そして、来年へ向けての決意が綴られていました。
たくさん練習したことが自信となって、緊張することなく落ち着いて弾けた等々……、コンクール出場の意義を、さらりと、自分の言葉で臨場感満点に表現してくれていることに感動しました。
読ませてもらって、ありがとう!
ピアノを通して色々な経験をして、心豊かに成長してほしいと願います。
ピアノは、指で弾きますが、どの音を聴いてもその音が何の音か解ることや、音楽を聴いて「きれいだなぁ」とか「いいなぁ」と感じるのは耳からです。
イメージを膨らませて音楽作りをしていくなかで、イメージ通りの音かどうかを判断するのも耳です。
「あたたかい音」「情熱的な音」「おおらかな音」「やわらかい音」「輝いている音」「響きの豊かな音」……など、自分の出した音がイメージ通りに弾けて満足したり、喜びの気持ちを味わえるのも、そのように聴き取ることの出来る位に鍛えられた耳を持っているからです。
ピアノを弾いている時も、脳からの司令にふさわしい音を、指が出せているかをチェックしているのは耳。
画像は、幼児の生徒さん達向けの『絶対音感プログラム』用のカード(白鍵の和音のみの9枚)です。
ピアノで鳴った和音を、まずは色で覚えて、カードを取れるようにします。
(赤はドミソ・黄色はドファラ・青はシレソ……)
この9枚が確実に取れるようになったら、黒鍵(ドイツ音名)も加わった和音カードが加わります。
和音の中にある一つずつの音が言い当てられるようになり、低音から高音までどの高さでも、ランダムに音を並べても、言い当てられるようになったら絶対音感が付いたと言えます。
年長さんの生徒さんで、もうすでに絶対音感が付いたお子さんもいます。
もちろん、お家でのお母様のご協力が欠かせません。
音感教育は幼児のうちに始めることが大事です。