「自分が見えない自分」(永崎一則著)
自分では自分が見えないものだ
見られていることがわからない自分
他人の目には醜い自分がある
ちょっと我慢すればみんな楽しいのに
人間は案外一番近い自分が見えない。自分がどう見られているかわからない。
マナー違反などを注意されると、「これがオレの主義だから」とひらきなおる。盗人たけだけしいとでもいうべきか。「智に働けば角が立つ」というのか、むずかしいものだ。
自分をなくしてすべて迎合せよなどとは言わない。しかし、いつも逃げ場をもち、合理化して自分を守ろうとしていたら、成長の知恵は湧いてこない。話の批評のとき、ときどきこのタイプに出会う。自分も同じことをやっているなーと、胸を痛めるのだが‥‥
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