前線からのハイプレスがいつまで続くのか。
台風の影響で比較的涼しいコンディションとはいえ、アウェイ連戦の中では注目でもあり、不安でもありました。
果てして「攻め疲れ」のようなエアポケットの時間帯に失点。
問題はここから。
気落ちしたのが素人にも伝わるような状況。「マズい」と。
しかし、10,000人の歓声に、20人程度(実数不詳)のサポの声など掻き消されてしまうのは自明の理。
ですが、だからといって応援を緩めることなど論外。現地のサポ諸嬢諸兄も全く同じ想い。
その後PKかと思いきや、わずかにPA外だったようです(野田主審がしっかり確認出来ていたのか不明ですが…私にはPKに見えた)。
…えー、熊本の選手の位置取りですと、サインプレーが見え見えなんですが…と思ったら、やっぱりサインプレーで失点。
失点は2つとも半ばオウンゴールのようなもので、確かに不運だったのですが、メンタルの弱さが不運を増幅させたように感じられる程。
1失点目のあとの崩れ方がね…切り替えることが出来れば、2失点目を喫することもなく、少なくとも前半で同点に持ち込める序盤の展開だっただけに、本当に惜しまれます。
サッカーで2-0は最も危険なスコア。
のジンクスも無効となるような、ここからの展開。
これを総崩れと言うのだろうな、と。
もし、3点、4点と叩き込まれでもしたら、九州の地で今季終了になりかねない内容でしたが、なんとか踏みとどまって前半終了(ロアッソ熊本の選手が外しまくっただけ、とも言えますが)。
3失点目は、まあしょうがないでしょう。
点を取りに前に行くしかないので。
30分からの15分間は「闘っている」というより「獣に追われている」と表現した方が良いようなサッカーであり、カターレの選手達が持てる技量を十全に発揮しているようには思えず、勿体無い限りです。
(獣ではなく馬か、この場合は)
繰り返しますが、カターレサポーターの応援の声は(相手の声援に掻き消されて)選手の耳に届いてなかったと思います。
30名未満の現地サポーター。
松本山雅FC戦の試合後のゴール裏には数百名の人々が居残った筈。
日曜日夜の九州アウェイ。
しかも、水曜日の福岡戦後という遠征には非常に厳しい日程。
しかしこの数。
選手の闘争心に火を灯す最後の砦はサポーターだと思います。
「言ったことは全て己に跳ね返ってくる」
安間さんや選手の顔を見ながら、跳ね返ってきた己の言葉に貫かれている想いだった。