彩雲

いつの間にか設定方法が変わっていた

2013J2 第30節 vs松本山雅FC

2013-08-25 00:21:31 | 2013 J2

 反町監督のリップサービスを真に受けるつもりはさらさらありませんが、勝ち点がゼロに終わったことは…カターレ富山を取り巻く人々にとって己自身こそを振り返るべきものでしょうね。

 で、まあ、敗戦だからこそ、選手を、スタッフを、他の観客を奮い立たせるべき立場がゴール裏でありましょう。

 負けて、監督なり選手なりから言葉がなければ、次節に向かえないのというのは…敢えて言おう

 己の存在意義の否定

 であると。
 他人(選手)を動かそうと欲するのであれば、まず己であろうと。
 こんなことは言うまでも無いことだと思っていただけに、人生とは驚きに満ちているものです。
 (私の祖父の世代の言葉で言えば「じっちゃこっちゃねえなあ」。服装がだらしないことを主として指す言葉のようですが、転じて軽いレベル?の「だらしない」にも使っていたようです。語源はさっぱり判りません)


 以前、NHKで放映された某大学応援部の立居振舞こそ、と思う次第であります。 


 今季のMVPであると誰もが認めていた平出選手の負傷離脱はあまりにも痛手。
 しかし、これを奇貨と出来るか。
 
 さて、例題を挙げます。
 今節アウェイの動員を見てどう感じるか。
 ①フロントの努力が足りない。
 ②単に妬ましい。
 ③くそったれめ、いずれ追い越してやる。

 遺憾ながら、他人の責にする①の反応が多いように感じました。
 なんたることか。

 これで良い筈がないじゃなですか。
 やってやろうぜ。 

追記
 「TOP OF 北アルプス」は今季もJ2残留をかけて岐阜さんと熾烈な闘いを繰り広げることに。
 埒外におかれた松本山雅さんがある意味気の毒…

 


2013J2 第29節 vs徳島ヴォルティス

2013-08-18 21:32:51 | 2013 J2

 『実戦』であるわけでして、対戦相手がいるわけでして、人間の行うわけです。
 ですから、全てが論理的というか計算通り(あるいは機械仕掛け)のように運ぶわけもなく。

 一方、結果論を振りかざしても、詮なきことです。

 しかし、過去の教訓を生かすことはできる筈。それが出来ないのは、うーん、困りましたね。

教訓その1:レフリーへの対応
 前節も続けざまのファールで日高さんに目を付けられてしまい、前半で5枚の警告。
 今節も58分の池端選手の警告がPKへの導線になったようにも評価できます。
 判定は妥当なものですし、スパイクの裏が完全に見えていましたから、レッドカードが提示されても仕方ない場面だったと思います。 
 レフリーが異なるとはいえ、前節得られたPKも鳥取への厳しい判定が続く中で得られた面もあり、幸運でもあったでしょう。
 それを考えれば、PA内で不用意なプレイをするのは、技術と高い意識を有するプロ選手としていかがなものか、と。
 (レフリーへの対応も重要な要素だと思うのですが)

教訓その2:目に見えない要素の評価 
 若手の好調さにもよる連勝。
 それを生かす決断が下せなかったのは…残念です。
 これも結果論ですが、58分で池端選手out、舘野選手inの選択肢はなかったのでしょうか。
 どうも安間監督は能動的な対応が苦手なように思えてしまいます。
 「勢い」というのは確かにあやふやで、危うさもあるでしょう。しかし、そのリスクを管制することで引き出せるものもあるのでは?

 呆気無く負ける試合ではなかっただけに、本当に惜しまれます。
 2年近く逆転勝ちがないことも気になります。

 失ったものは次節で取り返すしかないのですし、現場サイドでは歯を食いしばって継続してくれているとも評価しています。
 しかし、問題点を確実に抽出できているのか、それ(問題)に向きあえているのか。

 試合結果より、その内容に疑問点が残っています。
 何を以って今季を評価するのか、して欲しいのか、が正直分かりません。
 「15位」がクラブ内の判断基準として浸透しているのか、スポンサーや観客への説明責任を果たす上で妥当な指標として検討されたのかも。
 私は16位(勝ち点45ぐらい)が妥当な数字(順位の上限)だと予想していますし、これが評価基準です。
 (だって、8月まで十分なサポート活動を出来ませんでしたし。ようするに、あれこれ言えるほどのことはしていないな、と己を深く省みてのこと) 

 しかし、これで平均4000人のお客さんが来るか、となると難しいでしょうね(3試合見て、1勝するかどうかという戦績になりますから)。
 カンファレンスでは情報を開示して頂いておりますが、シーズン目標なりクラブの方向性についての相互理解を深めるには・・・まだ足りない面もあると思います。
 そのために実行できることは少なくないでしょうが、実行した効果が顕在化するまで我慢できるか、例え効果が不十分でも検証して再度挑めるだけの胆力がこちら(サポーター)にあるのかが、課題ですかね。


 追記(オフィシャルのコメント読んで)
 いやいやいや、安間さん。自滅ですがな。だいたいPKで先制されたのですから、「決めるところ」も何も。
 選手を庇って、ご自身が責任を負うことには敬意を払いますが、カターレ富山にとってそれが最善なのでしょうか。
 そして勝敗の如何を問わず、支持されるクラブを創りあげるためには、いつまでも安間さん頼みですと、行き詰まるでしょう。
 (既に袋小路に入りつつあるのでは)
 相互理解。
 まずは、そこから。
 
 で、まあ池端選手ですが、サイドバックとして十分以上の能力を有していると評価しています。これまでも危ない場面を何度も救ってくれていますし。ですから、今のスタイルで能力を封じられている面もあるのでは、と思います。
 今後の活躍で取り返してくれるものと期待しましょう。


  


2013J2 第28節 vsガイナーレ鳥取

2013-08-13 11:02:28 | 2013 J2

 シーズンも2/3を消化する今節。
 27試合 勝ち点27という戦績で予測される今季の勝ち点は42程度。
 JFLからの参入が2クラブと仮定すると、最終節まで『残留』が確定しない戦績であり、クラブ目標の15位には遠く及ばない結果です。

 ましてや順位が拮抗する鳥取さん相手であることから、非常に重要な試合。

 とはいえ猛暑の中であり、天候という不確定要素が占める確率も常より高く、当然のことながら相手も必死。

 クラブ目標以上の戦績を、と述べる選手諸兄の奮闘や如何に。
 そして我々はサポーターなのか、客に過ぎないのか、を問われる姿勢。

 公式発表の気温は29.3℃、湿度81%。
 開場前は北寄りの風が吹いており、それなりに暑気を緩和していたのですが、キックオフ前後から無風状態。

 富山にとってはあまり珍しくない高温多湿なコンディションではあります。
 記憶に残るのが2011年第4節(延期開催)の対大分トリニータ戦。気温27℃、湿度94%!
 スタジアムを包む空気が、液体もかくや、というような密度であったことを鮮明に覚えています。

 試合進行につれてピッチ内を包むもや。
 ホーム側ゴール裏が霞がかっているようであり、照明に照らされた夜気は霧雨のようでもありました。

 主審は日高さん。
 専スタですと、ピッチ確認中にレフリー諸氏を間近で見られますので、識別が容易。
 季節がら日焼けした日高さんは若くなった印象(いや、お若いのですがね)。

 さて、試合。
 前半は黒部選手へのサポートが不十分というか、距離の取り方が悪く、黒部選手が落としたボールを活かせないことが少なくありませんでした。
 鳥取ペースのように感じましたし、辻選手のあわやという反転シュートに肝を冷やしました。
 守備でも後手を踏むシーンが少なからずあり、無理なチャージによって立て続けに警告を受ける始末。

 問題はここから。
 國吉・平出両選手のファールによって、日高さんの印象が悪くなったのか、カターレへの判定が厳しくなります。
 (但し、イエロー自体は妥当だと思います)
 前半の判定(ファールであること)に異議はありませんが、即イエローとはいかがものか。それ程悪質にも思えないファールも警告の対象でしたし、鳥取のファールやチャージとの整合性に疑問はありました。
 30分までに警告が3つ(全て富山)。
 こりゃ厳しいぞ、こっちはなかなかファールを取って貰えないし、と思っていたら見事な先制。

 黒部選手の献身的なプレイが報われた得点でもあり、鳥取へ傾いていた流れを引き戻したように感じました。

 その後も朝日選手の惜しいシュートもありましたが、0-1のまま前半終了。
 しかも計5つの警告。

 ただ、時間は忘れましたが黒部選手が日高さんに身振りをしながら何か意見していました。

 これまでの日高さんのパターンでは、後半は鳥取さんが厳しくなるぞ、と思っていたら…的中。
 後半の警告3つは全て鳥取。
 しかも、ファールを(簡単に)取って貰えるようになりましたし、ファールでも何でもないフィジカルコンタクトで倒れたら、鳥取のファールになって爆笑してしまいました(こりゃヒドイ、と)。

 が、これでも簡単に勝てないのが、カターレ富山。
 後半から出場した森選手が…うーん、昨年後半の活躍(MVPだと評価していますよ)から期待が大きいだけに、残念なパフォーマンス。
 右サイドからフリーのクロスが明後日の方向に飛んだときは、声出しの皆さんは一斉に「いやいやいやいや」で、泰次郎コール。

 少しずつバランスが悪くなってきたのが手に取るように分かる展開のなか…
 お決まりの失点。
 シュートコースを空けるは、岡本選手の飛び出しには遅れるは、で、本当にもう… 
 しかも反対側のゴールでばかり点が入るし。

 俄然、沸き立つ鳥取側。
 (幸い)逆転されるのも時間の問題、にはなりませんでした。
 蒸し風呂のようなコンディションの中、消耗戦の様相を呈し始めた中、三根・苔口選手を投入。

 これによって(三根選手のポストが凄く効いていました)、カターレ富山がペースを取り戻す中、PAで三根選手が相手選手と交錯するように倒れると… 

 迷いのないホイッスル。ペナルティマークを指し示す日高さん。

 あ、やっぱり

 ファールでしょうが、鳥取さんからは厳しく見えるでしょうねえ。

  「(黒部選手は交替してるし)誰蹴るの!」 
 と思わなかったといえば嘘です…PKの成功率がアレなんで…

 ソ・ヨンドク選手でした。そりゃまあそうでしょう。

 結果、ゴール左に蹴りこんで勝ち越し。
 (小針選手は右と読んだようです。確かに今季はソ・ヨンドク選手は前回右に蹴ってましたから、妙に感心してしまいました)
 なお、このPKの場面でボールをソ・ヨンドク選手がセットした後、ガイナーレ鳥取6番のドゥドゥ選手ボールに水をかける行為をしていました。アシスタントレフリーからはっきり見えていたでしょうし、レフリーから何らかの対応が必要だったのでは?

 さらに間をおかずに三根選手が3点目を得て勝負あり(の筈だったのですが…)
 なお、地味ではありましたが、苔口選手が粘り強いプレイを終始発揮しており、それが3点目を生んだと高く評価しています。

 電光掲示板の時計は既に45分を指しており、勝ちを確信したら、失点(おい)。
 この時計があやふやな印象で、既にロスタイムに入っているものだと思っていたら、その後アディショナルタイム4分の表示。

 攻めるのか、ボールをキープするのか。
 苔口選手はタッチ際にボールを運んでキープに入るのですが、他の選手は4点目を狙っているようなプレイの選択肢もあり、この辺りの意思統一が課題でしょうね。
 「攻める」姿勢は大いに評価出来ますし、4点目でも5点目でも狙って、得失点差を縮める意図であったかもしれません。
 課題と感じたのは、ピッチ上で意思統一を図るリーダーの存在、あるいは統率出来るのかどうか、という面。

 まだまだ暑い時期は長いですし、心身とも消耗が激しくなる試合終盤のゲーム運びを、もう少し明確に出来れば、と感じました。


 

 


2013J2 第27節 vsコンサドーレ札幌

2013-08-06 19:45:52 | 2013 J2

 ソ・ヨンドク選手の得点が今節のノミネートゴールに選出されましたが、2点目の舩津選手のバックヘッドも…と思ってました。
 ゴール裏が2階応援になってから、奥行きも含めて視野が段違い。
 それまで試合展開は分からないことが多かったのですが。
 それでもこの得点は全く分からず(サイドネットかと思いました)、録画を見てやっと得点に至る経緯が分かった次第。

 で、その2点目。
 木本選手が相手に寄せられコースが限定されながらのクロス、 相手にあたってコースが少し変わったのも幸いしたのでしょうが、技ありのバックヘッド。
 舩津選手の背後には三根選手もいたので、コースが変わらなかったら、三根選手が決定機を得ていた可能性もあります。
 とまあ、「流れ」も評価に入れると、ソ・ヨンドク選手の得点と甲乙付けがたいですね。

 もっとも応援中は「ここからが本当の勝負」と認識(というか昨年の悪夢の数々に裏付けられた教訓)でして、喜んでなぞいられませんでした。

 札幌さんも決定機が多く、スコアが逆になってもおかしくはない展開でしたし。

 しかし、カターレ富山がこれまで違っていたのは、縦へ仕掛けるプレイ(選択)が多かったこと。
 従前通りのサイドへ開く=相手からするとサイドへ追い込む、だけでは得点機会はなかなか得られないでしょうし、相手も守りやすいと思います。

 さて、せっかくの勝利ですが、勝って兜の緒を締めないと。

 その意味で苦言を呈するならば、選手交代のタイミングです。

 安間監督は「同点にされ、スタジアムには交代を期待する雰囲気が漂っていたが、ゲームに変化がなく、動いたら負ける試合だと感じていた。その後、動きが出てきたので交代を決断した(by J'sGOAL)」とコメントしていらっしゃいますが、私の印象とは乖離してまして、興味深いものがあります。
 札幌さんが主導権を握っている展開で、選手交代をしないまま逆転される、という予測は無かったでしょうか。

 あるいは主導権を握るために、同点にされる前から試合を決めにいく、という能動的な対応の是非は?

 この辺りの安間監督のお考えを伺うことが出来ればな、と思います。

 ともかく、選手・スタッフ、そして来場された皆様、お疲れ様でした。

 次節はとても大切な試合。
 この結果に驕ることなく、挑んでいきましょう。