漢 苔口卓也
細部を観察すると、アレでナニで
来季も頼んだぞ!
(何を?)
引退&退団選手へのこみ上げる想いは、辛うじてコケを上回ったものの・・・
あ、よしけん選手はこうだろうと思っていました
漢 苔口卓也
細部を観察すると、アレでナニで
来季も頼んだぞ!
(何を?)
引退&退団選手へのこみ上げる想いは、辛うじてコケを上回ったものの・・・
あ、よしけん選手はこうだろうと思っていました
JFLの2位以内に準加盟クラブがV・ファーレン長崎のみとなった影響は大きかったでしょう。
第11節のホーム岐阜戦。
ここで敗戦を喫するようならば、降格圏脱出は極めて厳しくなる。
そう確信していました。
J1の第9節相当の試合の数となるこの試合。果たして、敗れたFC岐阜は最下位となり、今季の順位は21位。入替え戦対象の順位です。
変則的なレギュレーション故に、そして降格がFC町田ゼルビアのみであるため、あまり目が向けられていない数字ですが。
しかし、J2残留に向けての危機管理の是非について検証すべきデータでもあると考えています。
さて、安間監督の続投がリリースされました。既定路線だったかな、と思いますが。
とにかくお金がないクラブ。
じゃあスポンサーを、じゃあ観客動員を、という声が挙がるでしょうが、いずれも実現可能性のある方策は寡聞にして耳にしません。
大枚をポンと出してくれる企業が簡単に見つかれば苦労はしませんし、「口も出す」姿勢に対してどう対応するのか。そもそも見返りがカターレ富山にあるのか、社会的信用の担保をどうするのか。
資金的な自由度があった頃のJリーグならば通用した「要望」ならばあちこちで目にしますが、カターレ富山の抱える制約条件を度外視していたり、「それはフロントの考えること」と開き直っていたりで、J20週年を迎える現今の状況では化石のように思える光景ですらあります。
何よりサポーターがどう関与していくのか、その方向性すら無いのが残念。
若手の育成を。
無論、大事なことです。
しかし、活躍すれば活躍したで、カターレ富山に引き留めることが出来るのか、という課題があります。
結局はカネ。
ではありますが、「それは違う」と示すことが出来るか、が問われてもいます。
クラブもサポーターも。
Jリーグクラブという衣を捨て去っても、なお人の心に訴える理念なり、ビジョンの欠如こそが、県民の支持を得るという課題に対して、(カターレ富山が抱える)最大の問題でしょうけど。
私はカターレ富山の存続(J2残留ではなく)は2013、2014年がヤマ場と捉えています。
クラブの資産(特に不動産)を考えると、債務超過になるのはあっという間でしょう。
観客が3000人しかいない、ではなく、3000人もいるのです。
皆で知恵を出し合って、やってやりましょう。
今季の目標設定の妥当性について論じるメディアもありますが、掘り下げが甘いというか、「フロント非難」という読み手が飛び付きやすい視点とも受け取れまして、これまでのJの歴史の中で使い古された手法かな、というのが感想です。
「10位」の目標と観客動員目標の整合性、これら2つの目標を達成するための手法の妥当性、目標とその時々の現状の検証をどのように行なってきたか、そして降格へのリスク管理、これらについて突っ込んだ議論なり対談形式の記事なりを読みたいものです。
フロントがサッカーに専門家ではないと、サッカーに精通していない、と評しながら、選手人件費と戦績の相関を無視して「目標の10位と実際の順位の差」について非難を繰り返すのも「サッカー(Jリーグ)への理解度不足」でして、自己矛盾も甚だしいところ。
しかし「この選手人件費ならこの順位がせいぜい」というような見方は、クラブ及び選手を理解しているようで、「期待していないのか」とも受け取られかねない認識でもあります。
だからこそ「勝敗の如何を問わず支持されるクラブ」像が理想とされるのでしょうけど。サポーターの立場は字義通り、受け手一辺倒ではなく、支援すべき立場なのでしょうが、評価&提言し得る立場でもある筈。このバランスが大切でしょうし、現在のカターレ富山にとっては前者(支援)に重きを置かざるを得ないと判断しています。
今季も含め問題なのは目標順位の設定が「妥協の産物」であったこと、そのような目標順位を集客や協賛企業の勧誘に用いて良いのかという倫理性、目標順位に関する現場指揮官の安間監督との認識のズレを積極的に埋め合わせたのか不明瞭であること、だと考えます。
それにしても「志が低い」ですか。
竹槍でB-29を撃墜することを推奨した連中と、何か重なる姿がありますな。
18位 アビスパ福岡 勝ち点41 得失点差-15
19位 カターレ富山 勝ち点38 得失点差-21
20位 ガイナーレ鳥取 勝ち点38 得失点差-45
21位 FC岐阜 勝ち点35 得失点差-28
22位 FC町田ゼルビア 勝ち点32 得失点差-33
降格争いは実質的に4クラブに絞られていたことを考えれば、残留のボーダーは勝ち点40以上と予測した、いや統計からの予測値と概ね一致しました。
第5節段階で予測したカターレ富山の勝ち点の最大値は36.6ですから、選手及びスタッフは奮闘したとも評価できます。
(こんな評価で喜ばれるとも思えませんが)
一方、最下位の勝ち点は一つ上の順位と勝ち点差が9程度に開くことが多かったことを考えると、今季の最下位争いは厳しかったと評価します。
19~21位相当の勝ち点は34±5と予測しましたが、予測値の上限程度に達しました。原因は千葉とかジェフとかジェフユナイテッドなんでしょうけど。
でまあ、残留してくれたのでクラブを評価しますが、ギリギリの合格点ですね。
JFLからの参入が2クラブとなっていたら、と考えるとお寒い限り。
あの3連勝をもたらしたのも、15試合未勝利も同じクラブ。その原因を分析し、公表するのも必要でしょう。これもファンサービス、いやJクラブの責務として。
今季、やはりというか、痛感したのは、地元(ホームタウン)が盛り上がって設立されたクラブではない、ということ。
だから、観る側はJ1(の予算規模の大きな)クラブと同じ視点、判断基準を持ってしまうのだな、と。自分の住む街の人口や経済規模、さらにスポーツを観戦する(楽しむ)文化の程度をついつい見失って。
あの選手、この選手、あの監督、このコーチを獲得云々。
いずれも「資金」という制約条件と、日本海側という太平洋側に比して地理的に厳しい条件等々を度外視した要求が簡単に出てしまう一因もそこにあるのかな、と。
町田ゼルビア。
観る側をして、「面白い」と感動させ得るサッカーでしたし、カターレ富山は1分1敗の戦績(これで良く残留できたと…)。
アルディレス監督ならばこそでしょうが、以前のエントリーで記した「弱者の戦術」を採れない、という面(監督の価値観)があった故かもしれません。
しかし、そこには「弱者の戦術」でも残留は厳しいという判断があったかもしれないし、アルディレス監督のサッカーを徹したほうが長期的にはクラブに資するという覚悟があったかもしれません。
面白い=結果(戦績)が直結しない一例だと思います。
そして、指揮官が安間さんでなかったら。
もうこれはIFの質問にもなりません。そんなことがクラブの判断に影響するほどのレベルで想定できたら、その人はサッカー界だけでなくあらゆる分野で求められるでしょうしね。
今季も含めカターレ富山で検証すべきことは、「二重基準の目標設定」でしょう。「選手全員が怪我なし」という前提条件で狙える目標など掲げるべきではないでしょうし、安間監督もたまったものではなかったから「実質的に無理」という婉曲的な表現をしているのでは、と想像しています。
結局、10位の前提条件は開幕前に崩れているわけで…
カターレ富山の存在意義、具体的なビジョンの確立が出来ていないので、このような目標設定を掲げてしまうのでしょうが、これは今季限りにしましょう。
(テーマを絞って開催するのならば、カンファレンスの議題にしても良いかも)
まず間違いなく今季のベスト試合だと思います。
しかし、その意味では選手のメンタルコントロールが如何に難しいかも示唆していたとも感じました。
メンタル、モチベーション、士気、表現はともかく、これが最大の課題でもあり、解決が困難であることは試合を通じて感じていたことでもあります。
そして、サポーターが解決に寄与できる課題であろうとも。
8月26日の第31節 ロアッソ熊本戦から止まっていた時間が少し動き出した、今はそんな気分です。
そして、我々は今も走り続けなければならないとも、考えています。
エキサイティングマッチ。
足が止まっても、背は縮まないぞ、という大人げない大人達と、富山の未来を担う子供達の闘い。
2008年に在籍した橋元圭一郎氏がお越しになってくれました。
現役時代とあまり変わらない体型でして、耳いや目に痛いコーチがいたのではないかと・・・
それにしても忘れ得ぬ彼等には間に合うことはありませんでしたが、ブルーネットが使用して頂いたことが何より嬉しかった…
トミーのヘッドは既視感のあるゴールでした。
そう、2008年JFL後期第13節vsFC琉球戦のヘッドのようでした(ようするにそんなにジャンプせず、上手にコントロールするシュート)。
上園コーチが出てくれたので、水戸サポ諸嬢諸兄が(この時間だけでも)喜んで頂ければ・・・とも思ってました。
J2残留。
いずれ追記します。
先ほど帰宅しました。
「勝たせてあげたかった」
少なくとも、現地ではそう感じた試合でした。
中盤の繋ぎ役の選手がことごとく怪我で不在となる非常事態の中、それでも選手達はしぶとく闘っていたと感じました。
「やる気」だの「闘う気持ち」だのは結果というバイアスで何とでも言いよう(受取りよう)があるので、そういう表現は私は好みではありませんし、それが欠けていたと評価する気はさらさらなく。
「プロなら」
これも便利なフレーズです。
じゃあ、プロ(プロフェッショナル)とはどういう基準ですか、と問われても、答えられるのだろうか。常々思っています。
(お金を貰っているから、などというのは論外)
「マニュアルに沿った対応や、一般的な選択肢で対応できない問題を解決できる高度な技能・技術を有し、高い問題意識と倫理観をもつ人」というのが、私の「プロ」の定義です。
課題は少なくないにしても、カターレ富山の選手、スタッフ、フロントが上記の定義から著しく逸脱しているとは考えていませんし、課題があるのならば、共に課題解決への努力を払うのがサポーターであるでしょうから。
まして、今季からカンファレンスという場も設けられた訳ですし。
話がかなり逸れましたが、今季は残留できれば、私はクラブを評価します。
勝ち点は34前後ではないか、とシーズン序盤に予測していましたし、 選手・スタッフ諸兄の奮闘によっては、勝ち点を40台まで持っていけるかな、とも期待していました。
これは「自動降格を回避する」という評価(最低限の達成値)であり、選手達からはむしろ「ふざけるな、俺達はもっと上にいける」ぐらいの怒りをぶつけられてしかるべきだとも思ってました。
さあ、最終戦。それもホーム。
ぶつけるべきものは何か。賭けるものは未来。
共に闘っていきましょう。