【Q】質問者:「Y.I」さん
よろしくお願いしたします。14歳のアビシニアン(雌)を飼っています。
子供の頃からよく細菌性の膀胱炎にかかっていたのですが、数年前、それとは別にしょちゅう吐き戻すようになり、エコーとレントゲンから(バイオプシーは高齢のため控えました)慢性膵炎の疑いということで、フオイパン、ザンタックを与えてしのいできました。ところが今回尿スティックで3+が出てきたので、膀胱炎じゃないかということで1ヶ月前から抗生物質を併せて投与しはじめました。ところが、血尿のほうは相変わらず3+のままで、吐き気のほうが止まってしまいました。
なので、主治医と相談している内容としては、慢性膵炎の原因は細菌性でそのため抗生物質でおさまってしまい、膀胱炎は細菌性ではないのではないかという話になり、膀胱に針を刺して直接尿を採取したところ、やはり細菌性の膀胱炎ではありませんでした。膀胱のエコーもやりましたが異常ありませんでした。
次回はストレス性の膀胱炎を考えて安定剤を与えてみるというのも考えていたところだったのですが、今までは3+という微量な血量だったので、ゆっくり治療したのですが、正直目に見えて血尿になってくると、のんびりはしてられず、かなりあせっております。何か、他の病気の可能性、治療法はありますでしょうか?
【A】回答者:犬飼獣医
「Y・I」さん、はじめまして。
血尿の原因には、膀胱炎の他にも腎炎や尿結石、尿路系の腫瘍などがあります。また、原因が明確に確定できない、ネコに特有の特発性下部尿路疾患というのもあります。それらの診断は、主に尿沈査(尿成分を顕微鏡で調べます)やレントゲン撮影、エコー検査、血液検査で行います。
治療法はその原因によって様々に異なります。抗生剤や止血剤、消炎剤等の薬を投薬する場合や、処方食を与えたり、場合によっては外科手術が必要になることもあります。まずは、血尿の原因を特定することが重要ですね。
また、尿検査で「潜血3+」という結果は決して微量な血量ではありませんよ。貧血を起こしていないかも心配ですので、一度血液検査をして、腎機能や他の異常がないかも診てもらった方が安心ですね。
よろしくお願いしたします。14歳のアビシニアン(雌)を飼っています。
子供の頃からよく細菌性の膀胱炎にかかっていたのですが、数年前、それとは別にしょちゅう吐き戻すようになり、エコーとレントゲンから(バイオプシーは高齢のため控えました)慢性膵炎の疑いということで、フオイパン、ザンタックを与えてしのいできました。ところが今回尿スティックで3+が出てきたので、膀胱炎じゃないかということで1ヶ月前から抗生物質を併せて投与しはじめました。ところが、血尿のほうは相変わらず3+のままで、吐き気のほうが止まってしまいました。
なので、主治医と相談している内容としては、慢性膵炎の原因は細菌性でそのため抗生物質でおさまってしまい、膀胱炎は細菌性ではないのではないかという話になり、膀胱に針を刺して直接尿を採取したところ、やはり細菌性の膀胱炎ではありませんでした。膀胱のエコーもやりましたが異常ありませんでした。
次回はストレス性の膀胱炎を考えて安定剤を与えてみるというのも考えていたところだったのですが、今までは3+という微量な血量だったので、ゆっくり治療したのですが、正直目に見えて血尿になってくると、のんびりはしてられず、かなりあせっております。何か、他の病気の可能性、治療法はありますでしょうか?
【A】回答者:犬飼獣医
「Y・I」さん、はじめまして。
血尿の原因には、膀胱炎の他にも腎炎や尿結石、尿路系の腫瘍などがあります。また、原因が明確に確定できない、ネコに特有の特発性下部尿路疾患というのもあります。それらの診断は、主に尿沈査(尿成分を顕微鏡で調べます)やレントゲン撮影、エコー検査、血液検査で行います。
治療法はその原因によって様々に異なります。抗生剤や止血剤、消炎剤等の薬を投薬する場合や、処方食を与えたり、場合によっては外科手術が必要になることもあります。まずは、血尿の原因を特定することが重要ですね。
また、尿検査で「潜血3+」という結果は決して微量な血量ではありませんよ。貧血を起こしていないかも心配ですので、一度血液検査をして、腎機能や他の異常がないかも診てもらった方が安心ですね。