動物相談室

サファリパークの現役スタッフ達が答える動物相談

木の上から見つめる動物

2009年05月09日 | 動物病院係
【Q】質問者:「hiro」さん

はじめまして、hiroと申します。

 先日、庭でバーべキューをしていましたら、写真のような小動物が木に登ってこちらをじっと伺っていました。
 最初はてっきり猫かと思っていましたが、どうも様子が違います。猫より尻尾が長くて、あまり動かず、しばらく木の上からこちらを見ていました。ちなみに、場所は東京23区内の市外地の屋敷森のようなところです。 写真を一枚撮っただけなのですが、どうも気になってネットで検索したところ、貴パークのサイトに出会いましたので、メールさせていただきました。


【A】回答者:辻井看護士

Hiroさん、こんにちは!メールありがとうございます。

写真拝見させていただきました。
顔の中央が白い、尾の長さ、体の色などから “白鼻心(ハクビシン)” ではないかと思われます。

ハクビシンとはネコ目ジャコウネコ科に属し、その名前の通り顔の中央の白いラインが特徴です。
植物中心の雑食性。夜行性なので、昼間は巣穴に潜んでいます。

ハクビシンは、通常山林の樹木の上に生息しているのですが、近年では都心でも生息しているようです。
昼間にhiroさんの庭の木の上にいたと言うことは、もしかしたら巣が近くにあるのかもしれませんね。

また、ハクビシンは愛くるしい姿の反面!農作物を食べてしまったり、屋根裏に住みついてしまったり、と困った一面をもっています・・・

ハクビシンについてはインターネットでも調べる事が出来るので、また探してみてくださいね。

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