私が「第五の山」を真剣に読んでいる隣りの部屋では、
よっちゃんがテレビで歌番組を見ていた。
「母の日」のための番組らしく、かなり古い歌ばかり横から聞こえてきて、
しかものお気に入りの歌になると、
♪ 窓に西陽が当たる部屋は~ ♪
などと一緒に歌い始めるから、うるさくてたまったもんじゃない。
そんな中、私もよっちゃんの部屋に行って歌った歌がある。
「草原のマルコ」だ。
「おい、ぴ~! 何の歌だよ!!!」
マジで? マルコを知らないの?
マルコも好きだけど、
私の好みは、ペッピーノ一座のフィオリーナ。
私の中で歌はメロディー先行なので、歌詞まで知っているものはほとんどない。
今、すぐに思い出せる歌は 「草原のマルコ」と「異邦人」くらいですか・・・
どっちも子供の頃にとっても好きだった。
「草原のマルコ」はご存じのとおり・・・
「母をたずねて三千里」のオープニングの歌。
はるか草原を
ひとつかみの雲が
あてもなくさまよい とんでゆく
山もなく谷もなく 何も見えはしない
けれどマルコ おまえはきたんだ
アンデスにつづく この道を
さあ出発だ 今 陽が昇る
希望の光両手につかみ
ポンチョに夜明けの風はらませて
かあさんのいる あの空の下
はるかな北を めざせ
いいよね~!
また、映像とあっているんだよね~!!!
10年前、セビージャ滞在中に「母をたずねて三千里」のビデオを買った。
スペイン語の勉強をしようと思ってだ。
当時、アパートの受付をしていたベニが「何のビデオ?」といってのぞき込み、
「マルコ!」といって笑うと、すぐに主題歌を歌い始めた。
スペインバージョンでは、途中でメロディーラインが違ってくる。
ベニに教えてもらうと、歌詞はまるで違っていた。
10年前、私のスペイン語力はゼロに限りなく等しかったけど、
ベニの説明で90%以上理解できた。 彼には表現力がある。
ちなみに私のイメージ力も結構なものかも。
En un puerto italiano イタリアの港
al pie de las montañas 山々の麓に
vive nuestro amigo Marco 僕らの友達マルコは
en una humilde morada. みすぼらしい家に暮らしている
Se levanta マルコは朝早く起きる
muy temprano
para ayudar a su buena Mamá. 彼のいいお母さんを手伝うために
Pero un día la tristeza けれどある日
llega hasta su corazón 悲しみが彼の心にやって来る
Mama tiene que partir ママが海を渡って
cruzando el mar a otro país. 別の国に出発しなければいけないのだ
No te vayas Mamá ママ 行かないで
no te alejes de mi 僕から遠ざからないで
adiós Mama さようなら ママ
pensaré mucho en ti ママのことをすごく思うだろう
no te olvides Mamá ママ 忘れないで
que aquí tienes tu hogar. ここにママの家庭があるってことを
Si no vuelves yo iré ママが戻らないなら、僕が行くよ
a buscarte donde este ママがどこにいるか探しに
no me importa donde vayas どこにいるのか僕には重要じゃない
te encontraré ママを見つけるよ
スペイン語はまだまだだし、間違っているかもしれないけど、
こんな歌詞なんだよね~
私はオリジナル(日本バージョン)が断然好きだ。
それで、日本に戻ってからラジオスペイン語講座で勉強して、
1年後のスペイン滞在で、スペイン語に訳して紹介した。
ベニは目をつぶりながら「ん~、素敵な歌詞だね。」といってたし、
私もすっごくそう思うのだけど・・・
オリジナルを上手くスペイン語訳して、
メロディーにはめれなかったものだろうか・・・
最近、またスペイン語を少しずつ勉強しているけど、
マルコのDVDは私にはまだまだ難しい。
マルコの声に限らず、日本での声優にすごく似てる。
だからイメージは変わらなくて嬉しい半面、
マルコの声は高すぎるし、早口すぎて聞きとれない~!!!
子供用のDVDなのにね~。
やっぱり私にはぺネロぺ・クルスかな。
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