s*mile!

徒然なるささやかな日常

まったり愛媛旅

2006-06-02 21:30:19 | diary
生家を出て、
宿泊するとてもホテルとは呼べない
ビジネスホテルへ。

母と叔母はシングルなので洋室。
私と夫は何故か和室。
古びた温泉の民宿みたいな…。
お布団も煎餅布団で、
愛の逃避行カップルみたいな趣。
それもまた旅の楽しみ。

ホテルに荷物を置き、
山の中の温泉へ行く。
1人300円で幸せ気分。
利用しているのは近所の人ばかりで、
とても空いているので、
途中まで貸し切り状態でした。
帰りに梅錦ガーデンへ立ち寄ったら
昨年の5月で営業を終了していました。
がっかりー!!
結局、お酒は買えずじまい。
…ネットっていうのは味気ないんだよなぁ。

ホテルの前に
カブトガニ餅」という看板を見つけて
入浴中も気が気でなかった妻。
なぜ、カブトガニを餅に!?
と思ったら西条市
カブトガニと自然の保護をしているそう。
周囲にコンビニもない所なので、
夫と散歩がてら、店をのぞく事に。

一個80円というバラ売りの良心さと
妻が興味津々だったという事もあり、
夫が買ってくれる事に。

(これがカブトガニ餅だ!)

人の良さそうなおじさんが
「ぎゅうひとあんこにニッキがまぶしてあるんだよ」
と教えてくれた。


夕飯は周囲に店などない田舎なので
(居酒屋が出来ていてびっくりした)
ホテルで食べる事に。
鰹のたたき、生春巻き、
牛肉、鮎の塩焼き…とお酒。
グラスが可愛いので持って帰りたかった。
これって販促品?
印字がダブってるのがいい!

結構飲んでしまい、
ぐへへへーとなりながら布団に倒れる。

翌朝はのんびり起床。
朝ご飯をしっかり頂いて帰路に。

生家にさよなら

2006-06-02 21:28:47 | diary
先日の記事の通り、
愛媛の生家に行ってきました。

朝7時くらいに迎えに来てもらう。
車に乗り込むなり母の一言

「柏餅、食べる?」

一気に和やかムードで出発。
とりあえず淡路SAまで一気に走行。
遅い朝ご飯をザ・丼でかき込む。
少し前にニュースで、
大観覧車が出来たと聞いたので早速乗ってみる事に。
母はがっしりとバーに掴まって
「だだだだ、大丈夫かしらっ
 ゆゆ、揺れてるんじゃないのっ!」
と怖がっておりましたが、
叔母と私たち夫婦は一様に
「すっげー!」だの
「眺めいいーっ!」だの
「写真しゃしーん!」だのと大騒ぎでした。
淡路SAへ立ち寄られる方は是非どうぞ~。
夜はライトアップした明石大橋が綺麗だそうです。

そこから香川のうどん屋を目指して走る。
目的が「食」に走りがちなのはいつもの事。
前回の四国旅行で立ち寄った庵治の近くにある
うどん本陣 山田屋」さんがターゲット。
大きな長屋門をくぐると、中庭と立派な本館が。
私は釜ぶっかけを頂きました。
もちもちのツルツルで美味しかったー!
次回こそ本命に行きたいなぁ。

そして今回の本命の生家へ。
前回は外から眺めるだけだったけど、
今回は夏みかんを摘んで帰るという使命もあるので
鍵を開けて中に入る。どきどき。
無人の家はすでに廃墟という感じで
野良猫が住み着いて、子猫もいました。
家は人が住んでこそ、なんだなぁーと…。
裏庭にある夏みかんを摘み、
私の杏の木を見ると実の影は無し。
もしかしたら、寿命なのかな…。
実がなり始めた数年間、楽しませて貰いました。
美味しい杏酒、大事に飲みます。


(ジャングルの様相を呈している裏庭)


夏みかんも摘み終わり、
蔵の整理をしていると、
夫が

「写真みつけたー!」

と古い写真を色々発掘。
なつかしーと見入ると時間もなくなるので、
全部まとめて祖母に送る事に。
母の結婚式の写真もあったので、
今度、写真を肴に飲もう、という事に。

皆でてくてくと祖父のお墓参りへ。
亡くなってから、誰の夢枕にも立たない祖父を
皆は「よっぽどいい所へ行ったのよ」と笑う。
線香の香りに包まれながら、手を合わせる。

全てを片づけて、
がちゃり、と鍵をかけ生家にさよなら。
次、ここを訪れる時は、
あの家はもう、あそこにはないんだなー。