s*mile!

徒然なるささやかな日常

図書館戦争

2008-06-30 14:09:30 | memo
図書館戦争
有川 浩
メディアワークス

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久々に読書。

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として
『メディア良化法』が成立・施行された現代。
超法規的検閲に対抗するため、
図書館自体が戦力を持ち、本を守るために戦う。
…こう書くと難しそうに思えるけどそういう事はなくて
ただ本が好きだから、本を、表現を、自由を守る。
そういう図書館員(作中では図書隊員)たちの話。
「図書館の自由に関する宣言」を目次に据えているのも素敵です。
実際、本が自由に読めない世の中になったら
そうとうストレスになるだろうなぁ…。
役人の考える事は、往々にして国民の願いとは
別の方向へ動いてる気がしてなりません。



アニメ版がテレビ放送されているのと
連動してラジオもやっているのですが
どっちも面白くて虜です。
原作も読んでみようと
前々から思っていたんですが
図書館では40人待ちという恐ろしさ。
結局、手持ちがある時に買ってしまいました。
読む前は、断然堂上教官ラブでしたが
本を読んでからは小牧教官と
稲嶺司令が好きになりました。

もりやま芦刈園

2008-06-08 21:20:17 | diary
世界のあじさい、と銘打った
もりやま芦刈園
紫陽花シーズンなので撮影隊出動。

こちらには世界の紫陽花が100種
約1万本あるそうで
中には「これが本当に…紫陽花?」という
不思議な花の形をしているものもあり
同じ株でも花の色が違ったりして
見ているだけでも楽しめました。

ただちょーっとだけ時期が早く
咲き始めだった事もあり
綺麗に咲いているのはごく僅か。
6月中旬~下旬が見頃なのだと思うので
シーズン中にもう一回行ってこようと思います。


ははたん。

2008-06-07 21:14:12 | diary
母の誕生日だったので
家族でお祝いして参りましたー。

妹と落ち合って伊勢丹でプレゼントを物色。
帽子、靴下、洋服、鞄…
何がいいのか予測がつかん!!
と妹とうろうろし、鞄に決定。
使い込むと味の出る革にして
斜めがけ出来るデザインをチョイス。
すぐさま滋賀にとんぼ返りして
花束を買い、ケーキを受け取り実家へ。

夜は両親、祖母、妹夫婦と
近くのホテルの鉄板焼きへ。
カウンターに通され目の前は
街が一望できるガラス張り。
…ここが東京だったらさぞ綺麗な夜景が…( ´-`)
と思ったのは私だけでは無いはずだ!!(笑)
煌々とパチンコ店のオーロラビジョンなんか見えちゃって
ああん、雰囲気台無しじゃないのっ!

(街を一望)

しずしずと料理が運ばれてくる。
とにかく肉、魚、野菜と盛りだくさん。
何よりメインの近江牛の量が多い!
たっぷり、どーん、どどーん!

(にーくー!)

三種類のタレで味わう。
味噌だれが非常に美味しくてシェフに
何が入っているのか聞いてみる。

「ベースは白みそで、
 あとは魚介で取ったダシと…色々」

とても家では出来ない代物。
家に持って帰りたい程の味でした。
夫の頼んだデザート「焼きアイス」。
一体どんな物なのか…ドキドキしながら待っていると
焼きたてのクレープ生地に
バニラアイスを巻いてソースを掛けるというもの。
その作成途中に火柱が!!(写真)

オオー!!(゜o゜*)←一同の反応


目にも舌にも楽しい食事でした。
ご馳走様でした!
そして母よ、おめでとう!


あしたの私のつくり方

2008-06-03 13:23:59 | memo
あしたの私のつくり方

日活

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監督:市川準
出演:成海璃子、前田敦子、石原真理子、石原良純 他


学校では仲間外れを恐れて目立たず、
家では両親を気遣い良い子を演じる寿梨は、
周りに合わせてしまう自分に違和感を感じていた。
小・中学校で同級生だった優等生・日南子は、
ある出来事からクラスで無視される存在に転落。
「本当の自分」と「偽物の自分」。
共感し合いながらも、それ以来疎遠になる二人。
やがて高校に進んだ寿梨は日南子が引っ越したと聞き、
突然彼女にメールしようと思いたつ。
寿梨は"コトリ"と名乗り、
「ヒナとコトリの物語」をメールに綴り始める。




「お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい」
太宰治の小説の一節がとても印象的。
そして成海璃子ちゃんの演技の素晴らしい事!
両親の離婚や再婚、そして学校での自分の
「どれが本当の自分なのか」という
倫理的で思春期特有の少しだけ重いテーマがある中で
思わず笑ってしまったのが海沿いのカフェで
寿梨がハンバーガーを頬張りながら
ノートPCに向かっているシーン。
頬張り具合といい、ジュースを飲む所と言い
一目を気にしない感じがすごく良かった。
しかし、璃子ちゃんは泣かせたら深津絵里さんと並ぶくらい
ドキっとする女優さんだなぁ…。

river

2008-06-03 08:45:40 | memo
river
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監督・脚本:鈴井貴之
出演:大泉洋、安田顕、佐藤重幸、音尾琢真、森崎博之 他

被害者を見殺しにした警察官。婚約者を殺された男。
元ジャンプ競技の選手で今はバーを経営している男。
小学校時代の虐めを忘れられない男。
それぞれ辛く重い現実を抱えながら
小学校の同窓会で再会した4人は、
過去を忘れる方法があると聞き…。

鮭は必ず、その自分の故郷である川に戻って来る。
それは子孫を残すための産卵であり、
親の鮭はその産卵を終えると息絶える。
つまり、川をさかのぼり故郷に戻るというのは、
死をも意味するのである―――──。




ミスターどうでしょうこと、
鈴井氏監督作品。
全編くらーい映像で構成されていて、
影の陰影が印象的でした。
音尾君演じる小学校でのいじめを忘れられない男。
あるシーンで彼の狂気の表情とその背後に飾られた
「友情」と書かれた壁一面の習字が
怖くて怖くて怖くて思わず
「ひえーーーーっ!」を目を覆った妻。
友情が裏返った姿をみた瞬間でした。