s*mile!

徒然なるささやかな日常

切ない別れ

2006-04-15 21:25:24 | diary
桜が咲き誇っているのに、
なんですか、この雨模様は。
花見してないのに、桜が散っていくよママン!
散り急ぐ桜の如く、急遽決まったんですが
妻、来月四国にいきまーす☆

それと言うのも、
妻の元に舞い込んだ切ないお知らせのせい。
それは何かと申しますと、

「妻の生家の解体」

でございます。
もう数年前から無人状態で、
野良猫の巣窟になっていたり、
台風の度にご近所に瓦が飛んでないかとか、
色々お伺いをしていたりしたので、
遅いと言えば遅い実行なんですが
持ち主である叔父が忙しく、
延び延びになっていた計画が、
来夏、とうとう決行されるようです。
来春に定年を迎える叔父に時間が出来るので
現地へ行って話を進められるようになるからだとか。

あの家で産湯を使った孫は妻だけで、
それを嬉しそうに語る亡き祖父や祖母の顔を思い出すと
やはり、切ない気持ちになります。
お風呂は暗いし狭いしゴキブリ出るし、
離れにはゲジゲジも蜘蛛もいて、
居心地のいい住まいとは言えなかったですが、
裏庭に咲く色とりどりの花と、
祖父母が妻の為に植えてくれた杏の樹は
とてもとても大好きな風景の一つでした。
杏は今も実をたわわに実らせていて
実家で果実酒に生まれ変わっています。
(夫と出会うまで花も咲かなかったんだぜ、杏の樹。
 夫と出会ったら花が咲いて実がなったんだよ、すごくね?
 一族皆不思議がっていたよ…。)


何より、亡き祖父の思い出が詰まった家が
無くなってしまうのがとても寂しい。

今回を逃すと、来夏までに
生家を見納める時間がなさそうなので、
妻の実家が裏庭の果物を採取しに行くというので
便乗して行って写真撮りまくって来ようと思います。

うどんとみかんも忘れないぜ!



追記

書き終わった後で、
ぼーっと考えていたら、
あの家が解体されたら、
妻の杏の樹も切られるんじゃ…
という考えに行き着いて、
さてどうしたもんか、と悩んでおります。
植樹するっても根付かないかもだし、
第一マンションのどこに植えんの?
妻の人生と共に歩んできた樹で
不思議と妻とリンクしている樹なので、
切ってしまうのはどーしても嫌!!
切ったら妻の人生もポッキリいってしまいそうで…。
(´ヘ`;)ハァ どないしよーかなー。

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