s*mile!

徒然なるささやかな日常

芸術の秋・食欲の秋

2008-10-29 13:05:22 | diary
先週末、祖母と両親と一緒に
京都国立近代美術館で開催中の
アート&クラフツ展を観に行ってきました。

昼前に待ち合わせてご飯を
京都和久傳」さんで。
京都の町が一望できるカウンターで
父と共に酒を飲む娘。
最近、ビールを飲めるようになったので(ちょっとですけど)
グラス片手に美味な料理に舌鼓。
中でも鴨と壬生菜の鍋物と、
鯛のポン酢焼きは最高でした…(反芻中)
以前、母に連れてきて貰った時は
太刀魚の焼き物だったんですが、
これもまた唸るほど美味しくて忘れられない!
和久傳さんの魚の焼き物は本当に美味しいので
機会があれば、是非和久傳さんでお食事を~。

(京都の町と和久傳のお酒)

お腹も膨れたところで美術館へ。
折角なので音声ガイドを借りて
祖母と二人でくっついて回りました。
(音声ガイドのコードの長さに制限があるので)
手仕事の良さを見直して自然や伝統から美を発見し
シンプルなライフスタイルを提案する、
そういう精神を受け継いだ作品達がずらり。
しかし観る側は芸術的センスもないわけで
祖母と二人で「あの椅子はいいね」だの
「あの時計かわいいね」と陳腐な感想ばかり。
そんな貧相な感想しか抱けない私が
ことさら興味を引かれたのが書籍。
箔押しの表紙デザインや中のフォントや構図。
これが観ていて全然飽きない!
出きれば他のページも見せて下さい!!
とお願いしたくなるくらい、良かったです。
あと、黒田辰秋の指物がすっごい良かった。

(アート&クラフツ展ポスター)

コレクションギャラリーまできっちり回って
物販コーナーでポストカードを買い、
両親を待つ間、休憩スペースへ。
そこに不思議なガラスが貼られていて
思わず写真に納める。

(なんじゃこりゃ)

で、近づいてみると、
丸いつぶつぶは全部透明な吸盤で、
硝子にいくつも無造作に貼られているだけ。
それは自由に貼ってはがせる、
いつ来ても全く違う風景を作る遊べる芸術作品でした。
後で調べてみたら、昨年同美術館で開催された
幼稚園児と美術館にいこう」という企画で
イチハラヒロコ+箭内新一の手がけた
「プレイルーム。」なんだそうです。
子供も大人も、一人でも何人でも
美術館で作品と作品ではないモノと遊べる、
素晴らしい空間だと思います。
ちなみに吸盤は2000個あるそう。
プレイルームは入場無料ですので、
お子さんを連れて行ってみるのもいいかも。
その際、お子さんが吸盤を飲み込まないよう、
親御さんが十分注意して上げて下さいね。
(大きい写真がそのアップです)

その後は鳩居堂で和紙のランチョンマットを買い、
近くのカフェでお茶をし、モロゾフでプリンを買い、
自宅近くのお店で相方と合流し父と三人で酒盛り。
ちなみに母と祖母は先に帰りました。
相当機嫌良く飲みまして(主に私が)
更に、相当機嫌良く食べまくりました。
父よ…ごちそうさまでした。
無事、帰れたか心配です(今更?)

(食い散らかした跡)


秋の代名詞、芸術と食欲を
一日で満喫した我が家なのでしたー。
(どう見積もっても食欲の方が勝るのは仕様です)

神童

2008-10-26 16:28:58 | memo
神童

VAP,INC(VAP)(D)

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監督:萩生田宏治
出演:成海璃子、松山ケンイチ 他

飛び抜けたピアノの才能を持つ“神童”うた。
しかし母親の期待と裏腹にレッスンはさぼりがち。
だが、ひょんなことから知り合った
青果店の息子ワオの部屋のピアノは喜んで弾く。
うまくはないが心地よいワオの奏でる音が気に入ったうた。
出せなかった音が、うたのアドバイスで出せるようになったワオ。
しかし天才少女うたの耳にある変化が訪れー…




とにかく、主役の二人の演技が素晴らしい。
のに、ストーリーが終盤分かりにくかったです。
序盤からコンサートの直前までは
すごく良かったんですが、
あの代演の辺りは唐突すぎた気がします。
それでもそれまでの流れはとても良かった。
反発していてもピアノを愛しているうた、
苦悩していてもピアノを愛しているワオ。
二人が音楽で繋がっていく。それが良かった。

劇中で必要性を感じなかったのが
上級生に告白されるシーン。
あれはうたがワオに恋愛感情を抱いている、
というのを強調したかったんだろうか?
あと、うたが家出?をするシーンでも
同級生は必要だとは思えなかった。

終盤近くまで本当にいい流れだったので
惜しい作品だなぁ…と思います。
でも惜しいけど、見て欲しい作品です。

ちなみに原作は漫画。
こちらも読んでみようかな。
神童 (1)
さそう あきら
双葉社

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魔法にかけられて

2008-10-19 14:03:30 | memo
魔法にかけられて

ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

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アニメーションの美しいおとぎの世界で
森の奥深く、動物たちと暮らす一人の美しい娘ジゼル。
ある日、王子と運命の出会いを果たしたジゼルは結婚することに。
しかし、王子の継母・ナリッサ女王は、玉座を奪われることを恐れ、
ジゼルを騙して井戸へと突き落としてしまう。
井戸に落ちるうちジゼルの身体は“アニメーション”から“実写”へ変化。
戸惑いながらもジゼルは光が差し込む重い扉を押し開く。
するとそこは優雅でロマンティックな“おとぎの国”とは正反対の
“現代のニューヨーク”だった!




要所要所にディズニー作品のパロディが盛り込まれ
ディズニー自身がディズニーを「からかった」作品。
ディズニーの王道が好きな人には
嫌悪感を抱くかもしれませんが、
個人的にはディズニーの懐の深さを感じました。
が、結局ミュージカルが始まったり、
動物と話せたり、協力して貰えたり
そういう要素は劇中多々出てきますし、
王子の突き抜けっぷりもアニメのまま。
でもそれが現実世界で行われると爆笑もので、
ものすごくユーモアのある作品でした。

あと、音楽がすごく良かったです。
劇中かも可愛くて、CDを借りたい。
それと、ディップというリスがまた可愛い!
現実世界では言葉が通じないので
身振り手振りで王子に姫の危機を伝えるシーンは
愛らしくて、そして面白くて良かったです。

レイクサイド マーダーケース

2008-10-19 13:56:35 | memo
レイクサイド マーダーケース

ポニーキャニオン

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監督:青山真治
出演:役所広司・薬師丸ひろ子・柄本明 他


東野圭吾原作のミステリー小説を映画化。
名門中学受験を控えた3組の家族が、
勉強合宿としてある湖畔の別荘を訪れるが
その最中に殺人が起きてしまう。




始終くらーーーい映画でした。
内容が内容だけにしょうがないのかな。
最終的には親が子を思う究極形態だと思うんですが
個人的に言えば、こういう親は馬鹿すぎて
心理的に受け付けません。
劇中で柄本明が役所広司に
親とはなんたるかを詰め寄る場面では
気持ち悪い気分になりました。
映画としては、正直微妙な内容でした。
究極の親ばか映画、といいう感じですので
自分の子供が犯罪を犯しても
無かったことに出来るくらいの方は
共感できるかもしれません。

魍魎の匣

2008-10-18 16:24:05 | memo
魍魎の匣

ジェネオン エンタテインメント
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監督・脚本:原田眞人
キャスト:堤 真一・阿部 寛・椎名桔平 他


京極夏彦の原作を、
原田眞人監督が映画化した超高速展開サスペンス。
戦後間もない東京で起き3つの事件。
姿を消した元女優・陽子の娘・加奈子。
不幸をハコに封じ込める教団の謎。
巨大なハコ型建物の謎を追う刑事。
事件に関わるそれぞれの人物が
古書店「京極堂」店主・中禅寺の元へ集まってくる。



原作については読んだことはなく、
巷でとても人気のある作品だ、くらいの認識。
なので先入観無く見る事は出来ました。

前半、登場人物の把握がなかなかし辛い。
会話に耳を欹てていないと誰が誰か分かるまでに
相当時間が掛かってしまうのが残念。
ただ映像は程よく不気味で程よく不思議で、
程よく古くさくて、雰囲気はあったと思います。
3つの事件が起こっていく様も良かったんですが
後半は一転して、どうしたの…?というくらいに失速。
特に研究施設内は昭和27年設定には無理が…。
美馬坂と京極堂の会話のシーンは
早口すぎて美馬坂の台詞がわかり辛かったんですが
それを差し引けば、まぁ楽しめる作品ではありました。
堤真一さんの和服姿も良かったですし(似合ってた)
田中麗奈ちゃんも可愛かったし(そこー!?)
時々コミカルで、時々不気味で、まさに魍魎とした作品でした。

花束贈呈

2008-10-15 16:29:02 | diary
勤務先の以前の上司がとある賞を受賞したので
その祝賀会が開催されました。
裏方だけしてればいいんだろう…と
ホテルとの調整やその他諸々事務方の仕事だけ
通常業務の合間にこなしておりましたが
気が付けば何故か私が花束贈呈する事になり
久々にドレスアップして出席。
これも仕事だ…!!

直前まで、なんでもなかったのに
名前を呼ばれた途端ピキーン!(緊張の音)
緊張すると笑ってしまう私…
にやにやしながら花束を贈呈しました。


自分の仕事が終われば、あとは食べるだけ!
目の前に運ばれてくる料理に
半分仕事だというのを忘れて食らいつく。
タダ飯サイコー!!

特に写真の鮭のパイ包みが美味でした。
この後メインのステーキも出たけど
色んな人と喋ってる間に食べてしまい
鮭以降の写真が一枚もないという…(笑)

二本のシャンパン

2008-10-01 20:58:39 | diary
先日、近江牛食べに来てます!
という投げ捨て日記を書いたんですが
ようやく写真を整理する余裕が出来ました。

お世話になった料理長が
9月いっぱいで辞められるというので
家族総出で食い散らかしに行ってきました。



妹と隣になったばっかりに
何故か色々愛の説教されつつも
大変美味しい時間を過ごせました。
妹とシャンパンを二本も空けてしまい
途中から覚えのない写真が数枚。
確かに食した記憶はあるのですが
はて、写真撮ったのかしら…ワタクシ…?


(覚えのない写真)

ちなみに確かに一本目のシャンパンは
自分で飲みたくて入れたんですが
さすがに二本目はどうだ…と悩んでいたら
思いの外、妹がお強くてですね
「二本目いくか!」みたいな勢いで
頼む事になり、まんまと酔っぱらいましたよ。
それほど酔ってる感じしなかったんですが
覚えてない写真+ブレブレ写真を見返して
今更ながらに頭を抱えた秋の夜。

みなさん、酒量は控えめに!