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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「ライオン~25年目のただいま~」

2017-04-29 08:48:15 | 映画
主人公サルーの子役のかわいらしさに
すぐに作品に引き込まれる。

胸騒ぎしかしないシーンを乗り越えて、
運とちょっとした機転とすばしっこさが人生を救うのを見せられる。

15年前くらい、英会話の先生で、ニュージーランド人の30代の男性がいたのだけど
私ともう一人の生徒(私よりちょっと年上女性)に
子どもは欲しいか?と尋ねたことがあって
私には子どもがすでにいたのだけど
もう一人の女性はほしかったけどいない、と答えていた。
すると彼は
「世界には大勢の不運な子どもたちがいるのだから、自分はそういう子どもを育てたい。“自分”の子どもを欲しがるなんておかしい。」と言ったのだ。
デリケートなところにいきなり踏み込まれて、そのもう一人の女性はいたく腹を立てていたけど、
彼の言うのにも一理あるなと思ったもの。
自分の子どもを欲しいか欲しくないかは別として
子どもを欲しいとしたら、養子っていうのは素晴らしい手段だと思った。
子どもを持つことの意味は、決して出産することではなく、育てることだと思うから。
でもそういうことって、私みたいな者が言うのははばかられる空気がある。
この議論は両方の立場で意見できるということが無いから、平行線になっちゃいます。
長々と昔話をしたのは、劇中、まったく同じことをニコマンが言うから。

ラストシーンは本当に感動的で、
善意が起こす奇跡というものを感じた。
実際に探す作業はネットでやったわけなので
主人公がその良すぎる性格ゆえに悩み抜き、
でも実の母を探しに行こうと吹っ切るまでの“奇跡”ならぬ“軌跡”を描く。
映画のシーンも感動的だけど、実際に父と二人の母と本人が会うシーンも紹介されていて、真実の重みを感じた。
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