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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「リトル・ダンサー」

2015-07-03 17:39:34 | 映画
ネタ探しのDVD鑑賞。
で、ずっと見たいと思っていた「リトル・ダンサー」を見た。

良かった!!!


ちょっとヒネた風貌の可愛らしいビリーもいいし、
アホな頑固なお父さんもすごくいい。

以下、ネタバレです。







まだ11歳なのに
色々なものを背負わされているビリー。
お父さんとお兄さんはいわゆる男らしさこそがすべて、という考えの人たちで
というのも、
自分たちは炭鉱夫なんだけど、なんだか世の中の雲行きが怪しくなって、炭鉱夫であることが揺らぎ始めている。
でも炭鉱で生きるしかないっていう自分を肯定する焦りに襲われているのね。

そんな父と兄の言いつけに従っているビリーは
好きでもないボクシングをやらされたり、認知症の祖母の面倒を見たり。
母の死を乗り越えていなくて
死とは何かと悶々としているのに
そんなビリーを父も兄も気遣ってくれない。

で、バレーと出合う。

お父さんもお兄さんも
バレーはオカマのやること!と決めつけてるし
乱暴なバカ丸出し。
お母さんじゃなくてお父さんが死んだら良かったのに・・・
なんて見ている方も思ったり。

でも、ビリーの気持ちに心打たれてからのお父さんはすごい。

何が大切なのか目が覚めるの。
本当は自分の心にあったものをさらけ出すことを決める、というか。

正直、日本人のシウから見たら
バレエ学校での面接シーンとか、あまりにも失礼な雰囲気でハラハラしちゃうんだけど
お父さん、かっこいいなって思った。

ラストシーン、
よくぞ作ってくれた!って思う。
すべてが満たされて、見て良かったって思う。

本当にやりたいことをするためには
なんらかの手段があるということを教えてくれる。
必ず方法を見つけるべきなのね。

コメディの要素もあったり、
友人の女の子との会話は「小さな恋ノメロディ」をほうふつさせたり、
(かなりきわどいけど)
期待よりずっと面白い作品でした。
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