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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『激しく家庭的なフランス人 愛し足りない日本人』 吉村葉子

2009-08-13 00:43:30 | 読書
吉村葉子さんは神楽坂で『ジョルジュ・サンド』というお菓子屋さんをされているそう。
今作の中でも、美味しそうなお菓子の描写がある。
ぜひ、行ってみたい。

以前読んだ
『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』
とても面白くて、
第二弾にも手を伸ばしたよ。
これもとっても興味深い内容だった。

前作はフランス人の合理性が生活の中でどんな風に現われているか、
それが日本人とはどう違うのか、描かれていたんだけど
今回は特に“愛”というテーマで。
共に、フランス人は自分の生活を、自分の周囲の人々との交流も含め
いかに大切にしているかということが書かれている。

日本人にとって“家庭的”という言葉が持つイメージは
あまり良いものではない・・というような文章から始まる。
たしかに以前の日本だったら
女性を“家庭的”というのは最高の褒め言葉だったかもしれないが
最近ではちょっと“恥ずかしげ”だよね。
まるで“活発”“利発”という言葉とは反対、みたいな感じ。

でも著者が言う“フランス人の家庭的さ”というのは
そういう日本人感覚とはだいぶかけ離れていて
家庭=自分と恋人(または配偶者)
それがフランス人にとって何より大事。
共稼ぎ家庭が多いから女性もバリバリ仕事して
でも日本人のように
まるで“仕事する為に生きている”のではなく、
“生きるため、楽しむ為に仕事する”ということに徹底しているということ。

著者は
「もちろん、日本人の方が素晴らしいと思う点も多い」
と言っているけど、
「少しフランス的な感覚を持ってみたら、
 人生がもっと豊で楽しくなるんじゃないか。」
という提案をしている。

結婚観について
フランス人と日本人が本当に違うのがわかる。
シウは常々ロマンスと生活は両立しないと思っているけど
フランス人は両立しているのよね。

それについては、またいずれ。
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