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「羆嵐」 吉村昭

1915年12月。
6人の開拓民が死亡した
日本史上最悪の獣害事件。

事件の全容はこちら。
三毛別羆事件


驚くのは今現在も
その三毛別(現・三渓)の六線沢というところに
生々しく羆の模型などが展示されているとのこと。
大自然の中で開拓してきた先人のことと
自然の驚異を忘れないため、とのことだろう。


ヒグマの生態が
まさに野獣の激しさであると同時に
ものすごく賢いということに驚かされる。

200名もの警察隊がヒグマに翻弄されてしまう中で、
クマ撃ちのマタギの凄さが迫力をもって描かれる。

ゾっとするシーンばかりで
夢に出そう。
何しろ、他の獣害事件を見てみても
恐ろしいのは
ほとんどの場合、被害者は生きたまま食べられる、ということ。
クマだから、殺してから、なんてことはなく
動けなくしておいて、すぐに食べる、ということなのだろう。
被害者の恐怖と絶望感はどれほどだろうと思う・・・。

先日の映画「ソウル・サーファー」もだけど
野生動物に食べられてしまうなんてことは、
まさか自分に起きるわけがないと思うけど、
絶対にあり得ないということではないから本当に怖い。
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