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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『ジュリー&ジュリア』

2010-04-06 21:57:07 | 映画
今年度アカデミー賞作品賞にノミネートされた作品。
メリルが女優賞にもノミネートされていたよね。
共演のトゥッチのスピーチが印象的だった。

メリル作品にハズレなし。
またもや、そんな感想を新たにさせられた。

こういう映画に出合うと
自分が映画ファンでつくづく良かった!って思う。

2人の女性、ジュリアとジュリー。
50年の年月を超えて、リンクする物語。
2つの実話が元になっている。

幸せっていうのが
大げさなものじゃなくて
身近にあるものへの自分のアプローチの仕方を
ほんのちょっと変えるだけで
手に入れられるものなんだってことを
教えてくれる。

↑の写真のシーン。
ル・コルドン・ブルーのプロ調理師養成講座に
女性たった1人で入ってしまったジュリア。
でもそんな状況にひるむことなく
玉ねぎの千切りを山ほど練習したりする。
男性調理師たちに交じって
ジュリアが一番大きい、っていうのがすごく楽しかった。
何しろ身長が185センチ位あったとか。
妹も大きい、ってことで出てきたけど
きっと当時はそれは女性にとってはかなりのハンデだったかも。
でも2人とも負けない明るさが素晴らしい。

メリルはもちろんだけど
シウはこの女優さんも大好き。
『サンシャイン・クリーニング』で大ファンになってしまった
エイミー・アダムス↓



友人たちが出世し、携帯を離せない位の“重要人物”になってしまったけど
自分はおいてけぼり・・という焦り。
きっと女の子ならだれでも感じることかも。
そんな状況から彼女を救ったのは50年前の料理本、
『王道のフランス料理』
自分にすごい課題を与えるあたり
彼女の真面目さが表れている。
彼女の良いところはブチ切れるけど必ず反省するところ。
意地を張りすぎないところ。
ケンカした夫に電話して
「寂しいから帰ってきて。」って可愛らしく言えるところ。
エイミーってちょっとあか抜けない顔だちでしょ。
こういう役、ぴったりだよね。
日本の女優さんだとちょっと昔だけど沢口靖子みたい。

ところで美味しいものを食べるっていうのは
人生でやっぱり大事なことだ。
シウは昨日ペネロペさんを見て
「もう何一つ食べ物なんて食べない。」って思ったけど
今日、180度変わった。

だって、シウが痩せたからってなんなんだろう。
もともと美人でもないんだし
痩せたからって美しくなれるわけでもない。
だったら
このメリルやエイミーのように
多少ふっくらしてても幸福に見える方がずっと魅力的。
(エイミーやメリルは美人ですけど・・・)

友達とランチするシーンで
ジュリーがグリッシーンに手を伸ばした時
友人が「太るわよ」って止めるシーン。
あれは本当にくだらなくて、
目から鱗だった。
グリッシーンを美味しく食べたほうが
ずっと楽しいに決まってる!




良きパートナーを持つことって
やはりすごいこと。
良きパートナと良き友を持てば
それで人生のほとんどが成功と言えるのかも。
自分はたいした事を成し遂げていなくても
日々幸せを感じて生きられる。
それはパートナーのおかげだよね。
シウもシウの彼氏がちゃんとした人だったから
こんなに日々気楽に幸せに生きていられると思う。

前向きに、明るく。
誰でも落ち込むことはあるし
でも、誰でもそれを乗り越えられる。
人生を虹色に彩れる、
そんなメッセージに満ちた作品。


お料理ができる人って素晴らしいよね。
考えたらお料理って誰でも始められる、
一番クリエイティブなことだもの。

ということで
シウも映画に影響されて
なんとかソースとか、ブフ・・なんとかとかは無理だけど
肉詰めピーマンを大量に作ったよ!

ショボすぎ・・・・。

ジュリー&ジュリア - goo 映画


youtubeで実際のジュリア・チャイルドの映像を見たけど
メリル、声とかそっくりだった!!
実際のジュリアもすごく魅力的。
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