『タカイ×タカイ』 森博嗣

『イナイ×イナイ』『キラレ×キラレ』に次ぐＸシリーズ第三弾。
森博嗣　ミステリィの正道ってことだけど・・・

マジシャンっていうのが出てきたところで
Ｓ＆Ｍシリーズの『幻惑の死と使途』を思い出した。
あ～～
Ｓ＆ＭやＶシリーズ、四季シリーズを読んでいたころのように
もっとワクワクできたらな～～～

というのは、
このＸシリーズ、特に今作で、
どうしても以前のように森先生作品に夢中になりきれない自分がいるからだ。
Ｓ＆ＭやＶシリーズでは
圧倒的にキャラの面白さがあり
物語の盛り上がりがあったきがするんだけど
今作の
小川＆真鍋＆鷹知トリオにはそういう楽しさみたいなものが感じられない。
森先生独特の言い回し、
（物事をちょっと別角度から表現する感じ、
　というか、屁理屈っぽい感じでもあるけど）
それすら
ハナに付く印象なのだ。

シウがとうとう森先生に飽きたのか？


というわけで
すっかり西之園先生になってしまった（次回は准教授らしい！）萌絵ちゃんや
椙田さんがちょこっと出ては来るけど、
逆に「もういいよ～こんなとこに出てこないで～」なんて
そんな気分にもなってしまう。

それでも次回作も読んでしまうのだろうけど・・・

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５８ページに那古野ではなく、
名古屋にいた・・って表現が出てきた。
わざと？
そういえば、以前にもどこかに“名古屋”ってあったような・・・。