ヨガ・・・・！

昨年１０月５日の手術から
もうすぐ１年。

１年ってあっという間っていうのをよく言うけれど
まったくそうだ。

当初、お腹の傷なんて全然痛くなくて
手術後２カ月の入院中には腹筋運動なんてしたりしていたシウ。

あれは単に“麻痺”状態だっただけのことだった。

今年の梅雨のころから今現在も
傷はときどき違和感を発信して存在感を放ってくる。
よく聞く“シクシクする”っていう感覚を
身を持って体験中だ。

そんなわけで
股関節ももちろん腹筋も
かなりいたわってしまい
はっきり言ってガチガチ。
こんなままで良いわけがない。

危機感マックスになってきたので
暑さも和らいだし、仕事も暇になったことを機に
ヨガを始めることにした。

スポーツクラブの入会も考えたが
シウは過去２回、スポーツクラブで“案の定”的な失敗をしてる。
１ヶ月か２カ月でまったく退会同様な状態になってしまうのだ。

シウが今までにしてきた
エクササイズ系の習いごと
ボクササイズ、エアロビ、太極拳、ベリーダンス・・・
と、どれも続いたためしがない。

でもヨガはきっと気持ちが良いし
ゆったりできるし、
大人の女性のたしなみ、って感じだし
多分、めちゃ癒されるはず。

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こんなところにヨガ教室があったのか・・・
っていうビルの一部屋。
坊主頭っぽい女子先生の姿に
ちょっと怯むシウ。
ヨガ教室というのは世をしのぶ仮の姿で、
実は宗教に勧誘されたりするんじゃないか
でも、宗教に勧誘されても痩せるならいいか。
などと、
偏見全開で臨むシウ。
年と共に恐怖心とか警戒心がかなり失われているな。

なんてことはとっても失礼な思いで
いたって真面目なきちんとしたヨガ教室だった。

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スタートを前に周りの皆さんがプロっぽく柔軟をする間、
アマチュアに見えるように
（って、わざわざしなくてもアマチュアにしか見えないけど）
オネエサン座りでボ～っとしてたら、
先生に「その座り方は体に一番良くないのでやめてください。」
と厳しく言い渡されてしまった。
生まれてこの方○○年・・・・ずっとやってるんだけど。
アグラをかくように言われたけど
シウはアグラって苦手なんだよね。
アグラをかく皆さんを観察すると
両膝が床に付きそうな位になっている。
それに引き換えシウの両膝は床から３０センチは離れているし
もともとコンパクトな足なので
体育座りとそう変わらないじゃん。

そんなこんなで始まる初ヨガ。
お腹の傷があって腹筋に力を入れると痛いっていうことを内緒にして
なるべく他の人と同じく頑張ろうと決意していたシウ。
しかし、実際にはやっぱり
腹筋を使うことがまったくできなくて
先生が補助しようと近づいてきたとき
「手術した傷があって、腹筋痛いんです！」
始めてから５分位のところであっさりと告白。

そう。無理は禁物よ。
アホじゃない？５分前のシウ。

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勝手にレッスンは１時間位だと思っていたけど
２時間はビシーっと続いたヨガクラス。

これからヨガを頑張って
３年位したら指導者にもなれたりするかも。
Ｙ字バランスみたいなことをやっている自分
（なぜか森の中で）
を想像したりしたけど

すみませんでした。
自分には向いていません。

だって、１５分位が限界で
あとは鏡に映る時計ばかり見てた。
くつろぎのポーズで気持ちを体の色々な場所に集中させて・・なんて時も
「今日の夕飯、何にしようかな～」とか、
「来週お客が来るからどこから掃除しようかな～」とか、
まったく自分を無にするなんてことができない。

息を吐きながら・・・なんて言われると
吐くことだけに夢中になって動作ができないし、
動作に夢中になると息を忘れて窒息しそうになる。

なにしろ
せっかちで短気な貧乏性シウに
ヨガは無理。

ヨガマットの上にゆっくりと深呼吸しながらしばらく横になっている・・
なんていう寛ぎのポーズでは
まったく寛げないシウなのだ。

帰宅し、ガクガクになった股関節を持て余しながら、
もう二度と自分に過剰な期待をしないことを誓う。

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ということで
かねてから気になっていたレッグマジック。
田丸麻紀さん愛用の１４７００円なり、を注文したよ。

１回１分でＯＫ。
３０日間返品ＯＫ。
シウに向いているのはこういうのだ。

ヨガ教室はシウの目から鱗をバラバラと落としてくれたのだった。