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Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

慣れている秋

2012-10-14 | 自然とともに。
色づく葉を見て、「ああ、秋だな」と感じた。

オレンジ山吹色・・・。

あんなにカラフルだと秋も哀愁だけではなく、cheerfulな気分を与えてくれる。

日本で紅葉の秋を体験してきたから、色づく葉や落ち葉を見て、
自分は初めて『秋が来た』と感じる。『秋』が好きだキライだととは別に、
『秋が来た』と季節を感じられることが自分にとって大切なことだとは、
日本にいた時はあまり気づかなかった。

カナダでの夏を過ごした時もそうだったけれど、自分が慣れている季節、
知っている気候を体感しないと、一年が単調だなと思う。季節の変化を
カラダで感じて気づくことで、一年という時の流れに節目を刻んでいるんだろうな。

いつもいつも思うことだけれど、改めて日本人は、季節の変化に繊細に反応すること。
そして、その変化を楽しみ、味わうことがうまい民族だな~と思った。


「慣れている」って何なのだろう。なんで心地良いのだろう?

今回カナダに来て、以前海外滞在をした時よりも
「慣れ」の占める重要性に気づくようになった。
よく言われるように、それは、年を取ればとるほど
「慣れ」にしがみ付く傾向の現れなのかもしれない。

自分の頭の中を整理してみて、
好き嫌いとは別に「慣れている」とは・・・
「落ち着く」「親しみやすい」「やすらぎ」「安心感」を与える。

(この心理現象をうまく使ったビジネスって成功してるものね。)

そして思ったことは、
だったら自分の中の「慣れている」の品揃えを増やしていこう。
死ぬまで意識的に増やしていこう。

5年前よりは年をとった。けれど、5年後よりは若い。
だから、若いうちにたくさんの経験を積もう。

そしたら、世の中には「慣れている」ことが広がり、楽だろうから。

雪が街にやってきた。

2012-10-04 | 自然とともに。
雪がバンフに降ってきました。

翌日、外に出ると・・・



周りの山を見ると、


白ってキレイですね。
太陽の光りに照らされ、青空を背景にキラキラ反射していました。

そして、さむい!
「あの、まだ紅葉を楽しみたいのですけど~」っと天気にいいたいです。

星空の釣り

2012-10-02 | 自然とともに。
川の流れのない部分に映る夜景を見てたら、
前に読んだ名著ヘンリ・ソローの『森の生活』に出てきた一文
「星の小石が底になっている大空で釣りをしよう』が少し理解できたような気がしました。

ソローの文を読んだとき、すごい発想力って思ったのですが、
もしかして、ソロもーこんな川を見てインスピレーションが湧いたのかもしれない。
っと勝手に想像。

氷河を歩く!

2012-09-28 | 自然とともに。
氷河の上を歩いてきました。

レイクルイーズの奥に見えるビクトリア氷河へ、
来週の本番(?!)に向けてトレーニングということで連れて行ってもらいました。



遠くから観る以上に怖かった~。

なぜなら、そこに行くと、遠くからでは分からないクレバスがたくさん。

ピッケル、クランポンと初めて使う道具がたくさん。

カラビナとロープで自分と仲間をつなぐ。
これは、滑落したり、クレバスに落ちた時のイノチヅナになる。

歩き出すと、今日の師匠、Kodama氏は10メートル以上先へ。
万が一落ちたときのために、ある程度の感覚をおいて歩かなければならない。

ああ、頼ってられないんだ。
自分が他人頼りだったのを認識。一気に緊張が高まる。

ピッケル(くわみたいなやつ。)で、これから歩く一歩先をつついていく。
それは、隠れたクレバスを確認するため。

ズボッと奥深く刺されば、クレバスがあるということ。

「良ければ大丈夫だからー」

師匠、でもクレバスって亀裂のように走ってるんですよね?!


クレバスを覗けば、奈落の底へと続いているのではないかと、ゴクリ。

そう遠くはないどこかで、氷河が溶けて雪崩のように崩れている音。
ゴーっと雷のような音が地響きして、とても怖い。

マンガ「岳」で描かれるような惨事はごめんだー、っと怖くなる私。


どちらかが滑り落ちた時のための練習もしました。
こんな練習が約に立つ時がこないと良いと願いつつ、自分が助けられるのではなく、
自分が助ける方になるかもしれないと真剣に練習。
だって、師匠がいなければ、帰れなくなるからね!

正直、楽しいというよりは、ドキドキの体験でした。


帰り道、感動的な夕陽の光景に遭遇。


この瞬間に出会えたのは偶然。
シャトーレイクルイーズに泊まっていても、きっと気づかない光景でしょう。


ちなみに、この日カメラを忘れた私。
写真は、写真家でもある師匠Kodama氏からいただいたものです。

やっぱ、プロの写真はすごいな。