湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

「潮の目」をみる:祝島の釣り日和

2012-06-05 23:58:49 | 祝島:風土と暮らし

ある凪いだ釣り日和。6時半に祝島港をでて漁へ。

船頭さんがアンカーをおろすと、いそいそとわたしは釣り糸を垂らす。

糸をもつ右手の指先に感覚を集中させて水面をみつめる。

この日、3度めの漁にして初めて「潮(しお)」がわかった。

漁師さんのいう通り、なるほど確かに、潮は目でみえるのだ。

ならば、ときどき海面にあらわれる窪みはひょっとして「潮の目」?

勢いこんで尋ねると、「そうよ」と船頭さん。

なんでそんなことで騒ぐかね、とでも言いたげな様子。

「これが潮の目なのか!」嬉々としてわたしが写真を撮りはじめると

「写真に写るかねェ?」と、いぶかしげ。

 

・・・撮れましたとも! 

しかも、こんどはこのとおり、くっきり、はっきり。

 「潮の目」をデジタル大辞泉で引くと、

「異なった二つの潮流の境目。海峡や寒流と暖流との交差点で見られる。

多くよい漁場となる」とあった。

なるほど納得。

この日ははじめて、大きなメバルを、それも数尾、釣りあげたし、

漁場よし船頭よしで、

祝島の釣り日和は、いつもご機嫌さん。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金環日食の日の湘南の空:2... | トップ | あきらめない:関西電力・大... »
最新の画像もっと見る

祝島:風土と暮らし」カテゴリの最新記事