生きぬくにはニュースに注意深くいないとならない昨今。
なのに
それが伝えられるタイミングや内容に打ちひしがれることもしばしば。
それはそれで、見つめなければならない現実ではある。
それでも、あまりにシンドイ時は
わたしが生きたいと願う世界へこころを遊ばせよう。
そんな日の今日は、わが愛すべき魚を紹介したい。
まずは、
祝島で漁師のNさんからいただいた、重さ2キロの鯛さま。
さばきやすいようにと
絞めてから持ってきていただいているのに、まだまだ動く。
生を受けた以上、最後まで生きようとする姿に打たれる。
この尾が天然魚の証(らしい)。
この鯛さん、それはそれは美しい。
…なんという光沢。西陣も恥じいる輝きだ。
このめぐみ満ちる地は、
上関(かみのせき)原発の予定地・田ノ浦の対岸、祝島(いわいしま)。
(下の写真は、祝島の磯から眺める田ノ浦)
こちらは、別の日にいただいたカワハギくん。
ご覧のとおり、めっちゃカワイイ顔立ち。
あれ? なんだかHさんにちょっと似てる?
そう思い、居合わせたHさんにそう言ったところ、
…嬉しくなさそうだった。
「なんでだろ?」
後日、Cちゃんにそう呟くと、
「そりゃ、カワハギはブサかわいい顔だから…」と一言。
どうも「ブサ」が余計みたい。
こんなにいい顔なのに、カワハギもちょっと切なかろう。
こちらは、
祝島で「メダカ」と呼ばれるカレイさん。
なにゆえ「カレイ」が「メダカ」なのか?
それは、このアップ写真で納得いただけるのでは?
このとうり「目高」だから「メダカ」なのだ。
最後は、鯛の刺身をしのぐと評判も高い、メバルさん。
たくさんいただいたから、刺身と煮つけにすることに。
大きめを刺身に、小さめを煮つけにするかと思いきや、
「大きいのは煮つけに、小さいのは刺身にしよう」とNちゃん。
小さい魚の煮つけは食べるのが面倒でしょ? というわけだ。
…なるほど、そうともいえる。
鯛さん、カワハギさん、メダカさん、メバルさん、
おいのち、しっかり頂戴しました。
あなたたちに生かされながら、わたしは生きる。
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