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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

関東梅雨入り/憩いの薔薇/フクシマ原発震災:汚染拡散ふせぐ対策は?

2011-05-29 16:23:30 | 原子力緊急事態宣言の下で(2011年3月~)

5月だというのに早くも梅雨にはいったらしい。
関東地方では観測史上二番目にはやい梅雨いりだとか。

太陽ののぞかない日がつづくと、いつも以上に花が嬉しい。



グリーンがかった淡いピンクの配色がなんとも素敵だ。



薔薇に限らず花全般にいえることだけれど、
かたちも実に見事でウットリ。



心身のテンションを少しゆるめたところで
現実も直視してみることにしよう。

5月の梅雨いりだけでも「へえ~」だったけど
ついでに台風2号まで接近しているというから驚く。

台風まできた日には、
大破したままの福島第一原発とその周辺地域から
放射性物質が
これまで以上の規模で拡散することも
覚悟しなければならないような気がする。

なにしろ、
本来なら原子炉内にとどまっていなければならない核燃料棒が
密閉も格納もできていない状況がつづいているから。

実際、台風対策はまだ途中で関係者も不安を隠せない様子。
  関連記事:
  福島第1原発:台風対策間に合わず 29日から大雨の恐れ
  (毎日'11年5月28日)
  「強い台風2号が北上し、東日本大震災の被災地では
  29日から30日にかけて大雨の恐れが高まっている。
  東京電力福島第1原発では放射性物質の広がりを防ぐため、
  汚染されたがれきの除去や飛散防止剤の散布など対策が進むが、
  水素爆発などで壊れた原子炉建屋はむき出しのままだ。…」
  (続きは以下URLからどうぞ:
  http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110528k0000e040008000c.html

  祈るのみ…あきれた東電、福島原発“台風対策なし”
  (スポニチ'11年5月29日)
  「猛烈な台風2号は28日、風速25メートル以上の暴風域を伴ったまま
  東シナ海を北上した。この影響で本州に停滞する梅雨前線が活発化し、
  東日本大震災の被災地では29日から31日にかけて大雨に対する警戒が
  高まった。東京電力福島第1原発では季節はずれの台風に対策が
  間に合わず、パトロールを強化するなど“応急対策”で乗り切ることに
  なった。…」(続きは以下のURLからどうぞ
  http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/29/kiji/K20110529000913810.html
  
1986年のチェルノブイリ原発事故は
旧ソ連の崩壊や東欧での国境再編の遠因になったといわれる。
国境があろうがなかろうが
かるがると移動してきて止めようもない放射性物質をまえに、
国家の人為性が浮き彫りになって
その自明性はうしなわれ相対化されたのだろうか。

ひるがえって、わたしたちは
2011年のフクシマ原発震災で
何を学び、何を変えていくことができるだろう。

追記:
29日午15時には温帯低気圧になったとかで、少し安堵。
ただ、引きつづき大雨に警戒は必要なようす。

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