湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

快晴の富士/ノーベル賞続出の線虫研究

2009-11-06 23:01:55 | ヒント
今朝はすがすがしい快晴。
せっかくなので、ビュースポットによって富士を眺めよう。



ひだりへ視線をうごかすと…



箱根の山々。



ところで先日、
ゴッドマザーのランチにお招きいただいて、でかけてきた。

分子生物学の先生だったお連れあいも、この春退官なさりご在宅。
手づくりの生春巻きとラザニアとサラダをたべながら、
せっかくなので、ご専門の線虫の遺伝子研究の話をうかがった。

驚いたのが、
302の神経細胞をもつ体長1ミリの線虫の研究で
2000年から6名ものノーベル賞受賞者がでているということ。

2002年に
シドニー・ブレナージョン・サルストンロバート・ホロヴィッツ
2006年にアンドリュー・ファイアークレイグ・メロー
(あとひとりは誰だっけ?)

10年で6名ってすごい。
「なぜ、そんなにたくさん?」とたずねたところ、
印象深い答えがかえってきた。

線虫の研究をやっている人は、世界中に約3000人。
線虫の遺伝子の系譜をつくるような人たちだから
自分たち線虫研究者の系譜もつくって把握している。
この人たちが
「競争」ではなく「協力」しながら研究しているという。

誰がどんな関心をもって研究しているか、互いに知っているから
ほかの人の研究テーマに関係ありそうなデータが自分の実験から得られると、
そのデータをその人におしえてあげるらしい。

線虫研究の急発展の秘密は、そんなところにもあるのかもしれない。
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