湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

首都圏で新たなこころみ:「ロックの会」

2011-11-14 23:59:43 | 東京アクション

せんじつ、ロックの会へいってきた。

上関原発問題にとりくむ山口県の仲間のひとりに紹介していただき、

「ロックの会とはなんぞや?」と、宇宙人の惑星旅行のような気分で初参加。

 

わたしみたいな方のためにご参考までに記しておくと、

ロックの会とは

(わたしの理解では)原発震災を契機に

原子力をふくむ環境の問題に関心をもつヒトのつながりをもとめ、つどうようになった会で、

松田美由紀さんと、小林武史さんと、岩上安身さんと、岩井俊二さんが発起人。

 

渋谷の某所であつまった第5回ロックの会は、それはそれは盛況だった。

会場内は気軽にあるくこともままならないほどの混み具合、しかも

(店の入口はいったところのスペースをステージに見たて、そこでマイクをもって人が話していたのだけど)

フツーにマイクで話すだけでは何をいっているのか聞きとりづらい(下手すると聞きとれない)

会場内はそれくらいの大賑わい。

 

さらに、あつまった人の数はもとより、顔ぶれも多彩だった。

原発やめようよとカミングアウト(?)された俳優さんやタレントさんや各種表現者、

食や原発の問題に長年とりくんでこられた老舗団体の重鎮みたいな方々とその関係者、

福島瑞穂さんもいらしたから、おそらくは国や地方で政治にたずさわる方や、

各地で原発(震災)に心をいため取りくんでおられる方々など。

 

こうした会ができたこと、

つまり東京圏の人が自分たちの持ち場(暮らしの場)で

自発的に集まり・考え・行動し・つながりを持とうとしはじめたことは、

これまであまりなかったことで、画期的といっていいんじゃないか。

 

と同時に、

原発にモノ申す動きは、いまはまだ盛りあがっているけれど、

そしてそれぞれの人は真剣に

考えたい・行動したいと思っている(だからこそ、つながることに意味があるのだろう)ようでもあるけれど、

こうした新たな萌芽が一過性の流行に終わらずにすむためには

自前の言葉が必要なんじゃないかという思いも強くした。

さらにいうなら、

自前の言葉は現場からしか生まれないんじゃないか?…と、やや懸念を覚えないでもない。

 

・・・とおもっていたら

「毎月9日は全国あちこちでロックの会をやってる!みたいなふうにしていきたい」と、

ロックの会各地展開への声が発起人からあがった。

この発想、かなり素敵。 

山口の「レインボー大作戦」みたいで、わたしは希望をかんじる。

 

下の写真は、福島瑞穂さん(中央)と、松田美由紀さん(右)。

(ちなみに、上述の「自前の言葉」についてここでは言葉が尽くせないので、機会があればいずれ別の機会に)

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