湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

ラッキーセブンな熊手づくり:2011晩秋の祝島

2011-12-07 23:58:45 | 祝島:風土と暮らし

ある日、波止まえの小屋に切りたての青竹が立てかけてあった。

陽の光のもとで、Sさんが竹をほそながい板状に細工している。

何をしているのかと尋ねると、熊手をつくるのだという。

使うのは、この道具。

板に、長めの木の棒を横づけし、その一端に木の棒を縦づけしたものだ。

ほそながい板状にした竹の、先から10センチくらいの場所を火であぶり、

この道具をもちいて竹板を曲げていく。

したの写真が、成形しおわった竹の板。

曲げていないほうの端から10センチくらいのところに穴をあけ、竹板を紐で綴じる。

そこを軸に、扇のように竹板をひらき、別の竹板と紐で固定すれば、できあがり。

「おや、7本しかないじゃないか」

脇から声があがると、Sさんは空気いっぱいの声で笑った。

熊手はふつう8本手なのに、確かにこれは7本。

見事に完成した熊手。板の数は、すえひろもよし、ラッキーセブンもよし。

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