湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

クリーブランドのバギー駐車/ラップランドのそりとサウナ

2009-10-22 14:16:29 | 旅:北米クリーブランド

米国クリーブランドにいる友だちから
「Buggy Parking Only(馬車駐車のみ)」の看板の写真が届いた。
アーミッシュがおおい地域ならではの、珍しい看板だ。



それで思い出したのが、そりパーキング。

フィンランドはラップランド地方にある、
川をわたればスウェーデンという国境の小さな町にいったとき、
スウェーデンのスーパーに買出しにでかけた。
そこで見たのが、駐輪場にとめられた、そり。



なるほど、そりは、ここでは生活の足なんだ…。
と思っていたら、翌日のハイキングにも、そり登場。
木の座面に毛皮をのせ、そのうえに
ピクニックセットと子どもをのせれば準備完了。



でも、この雪のなかを、いったいどこへ? 
ラップランドにくらす友だちの返事は「むこうの島まで」。

なんと、そりを押して、
凍った川のうえ(もちろん積雪あり)を走るのだ。
「むこうの島まで片道40分ほど」というけれど、
どこに島があるのか、わたしには見えない…。

それでなくても、
日照時間はせいぜい4時間、気温はマイナス30度という
真冬のラップランドで「ハイキングに行こう」といわれ、
寒さに弱いわたしは内心おおいにうろたえていた。

だから、
わたし(だけ)は手もちの服をすべて着こんだような重装備。
スキーウェアにフリースジャケットにダウンコート、
タイツのうえにスパッツもはき、靴下は厚手の毛糸製。
それでもまだ不安だった。



でも、どんなに寒いなかでも、
40分も走りつづければ大汗をかくとわかった。
島についてピクニックセットをあけたときには
暖房なしの小屋なのに迷わずジャケットを脱いでいた。

友だちの手作りの菓子パンとブルーベリースープを飲んで休憩し、
そろそろ日が暮れちゃうといって、
午後1時か2時だったけど、急ぐように帰路についた。

じっさい、帰り道を走っているあいだに日は沈み
家についたころには、あたりは暗くなっていた。

夜は、友だちがサウナを沸かしてくれて
フィンランド・サウナを初体験。

「15分サウナで温まってから、雪へダイブが醍醐味」だとか。
そんなに長くサウナにいられない、と思ったが、
日本のサウナのような乾燥した感じはないので
突きささるような熱さがなく、思ったより長くいられる。

友だちは、15分たつと本当に裸のまま雪へダイブしにいった。
いくらサウナで温まったといっても、裸でダイブして冷たくないのか?

いや、ここは悩むところじゃない。
雪といえば、水が凍ったもの。冷たいに決まってる。
でも、せっかくはるばるラップランドまで来て、
「醍醐味」をわざわざスルーするというのも残念すぎる。

ということで、もう少しじっくり温まってから
勇気をふりしぼって、わたしも「雪へダイブ」をやってみた。

確かにこれは楽しい。
しかも、思ったほど心臓破りの冷たさはない。
もちろん、雪のうえで悠長にしてはいられない寒さなので、
ダイブして「うわ、冷たいー」と騒いだあとは、サウナへ直帰だが。

むしろわたしにとっての難点は、
屋内のサウナから屋外へでるとき、
玄関にある金属製の雪とりマットのうえを裸足で歩くことだった。
あれが、猛烈に冷たい。次回はゴム草履でももっていこうか。

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