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激動の昭和史 沖縄決戦

2017-01-27 03:06:56 | 岡本喜八監督の映画

映画パンフレット 激動の昭和史 沖縄決戦(1971作品) 発行所:東宝株式会社事業部(A4版)1971年発行 監督: 岡本喜八  脚本: 新藤兼人  出演: 小林桂樹 、丹波哲郎 ほか

『激動の昭和史 沖縄決戦』
(1971・日本・2h29)
監督 : 岡本喜八
出演 : 小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢、田中邦衛、高橋悦史、神山繁、岸田森、大空真弓、酒井和歌子、丘ゆり子
ナレーション : 小林清志







太平洋戦争末期、日本軍は追い詰められついに沖縄が戦場となった。



軍人役には名だたる名優が顔を揃え、この面子ならもしかして勝てるんじゃないかと錯覚してしまうが当然そんな事は無く敗色濃厚になっていく。それは実際に戦場にいるその人たちが無能だったんじゃなくて、軍上層部が無能で有能な人材を活かす事が出来ず、その上多くの沖縄の一般市民を巻き添えにした。そういう事を描いているんだろうと思う。先の読めない無能な人が戦争を始めてその結果は多くの人を犠牲にする悲惨なものになると。



内容的にはつらいんだけど爆発量が凄かった。そして名優たちの共演は単純に観ていて楽しい。
神山繁さんも今年亡くなられてしまった。合掌。



新文芸坐 ≪8.15 終戦の日特別企画 反戦・反核映画祭≫にて。
ドキュメンタリー映画『沖縄・うずりんの雨』との2本立て。『沖縄・うずりんの雨』は観なかった。


栄光のランナー/1936ベルリン

2017-01-27 03:03:24 | ア行の映画


『栄光のランナー/1936ベルリン』
"RACE" (2016・アメリカ=ドイツ=カナダ・2h14)
製作・監督 : スティーヴン・ホプキンス
出演 : ステファン・ジェームズ、ジェイソン・サダイキス、ジェレミー・アイアンズ、シャニース・バントン、カリス・ファン・ハウテン、デヴィッド・クロス、、ウィリアム・ハート、アンドリュー・ムーディー



1936年、ベルリンオリンピック。陸上競技で4つの金メダルを獲得したジェシー・オーエンス。人種差別が残る社会で黒人であるジェシー・オーエンスは大会に出場すること自体に様々な難関が有った。



ジェシー・オーエンス一人に絞った偉人伝的な内容ではなく。ナチスドイツによるオリンピック開催、各国の反応とその顛末、そして当時の人種差別の実情などが盛り込まれた社会派な作品。

ジェシー・オーエンス一人だけに絞ると当然メインは陸上競技となるわけで、種目は短距離、リレー、走り幅跳び。それらの種目で映画的に盛り上げるのはなかなか難しいんじゃないか。
実際この映画でも競技シーンで盛り上げるという事は目指さなかったのかあっさりめな感じ。あっさりと決着がついてしまうほどジェシー・オーエンスの強さが圧倒的だったという事になるのかもしれない。

競技シーンで印象に残ったのは、オリンピックでの100mのレース前。大観衆のいる競技場に入ってから準備してスタート地点に立つまでが多分ワンカットだったと思う。大観衆はCGかもしれない。



ジェシー・オーエンスのお父さんはなんであんなに不機嫌なんだろう? と思っていて、映画の最後に実際のお父さんの写真が写って、映画のお父さんと同じかそれ以上に不機嫌そうだったので納得した。そういう人だった。
お母さんもそっくりな人を配役していた。



ウィリアム・ハートの出演はスティーヴン・ホプキンス監督作『ロスト・イン・スペース』の縁だろうか。1998年の作品『ロスト・イン・スペース』は未完なのでこれをきっかけに20年ぶりの続編とか。まあ無いか。


ファインディング・ドリー

2017-01-26 19:47:29 | ハ行の映画

映画 ディズニー ファインディング ドリー ポスター 42x30cm FINDING DORY 2016 ピクサー ファインディング ニモ [並行輸入品]

『ファインディング・ドリー』
"FINDING DORY" (2016・アメリカ・1h36)
監督・脚本・声の出演 : アンドリュー・スタントン  共同監督 : アンガス・マクレーン
声の出演 : エレン・デジェネレス、スローン・マーリー、アルバート・ブルックス、ヘイデン・ロレンス、エド・オニール、ケイトリン・オルソン、タイ・バーレル、ダイアン・キートン、ユージン・レヴィ、ウィレム・デフォー、シガーニー・ウィーヴァ―






忘れん坊のドリーが子供の頃にはぐれてしまった両親の記憶を断片的に思い出した。その記憶を頼りにドリーの両親探しの旅が始まる。



2003年の『ファインディング・ニモ』の続編。13年振りだけど映画の中では1年後の設定。
安定したピクサー/ディズニー作品。しかも人気作の続編。安定の上に安定。安定し過ぎなのもどうかという所ではあるけど。
『モンスターズ・ユニバーシティ』の時は設定に引っかかってしまったが、本作ではそういう事は無く。

何よりもドリーの子供の時の声が可愛い。ズキューンズキューンとハートを撃ち抜かれる。予告でだけ耳にした日本語吹き替えの子供ドリーの声も可愛かった。こちらもズキューン。



クライマックスでルイ・アームストロングの"What A Wonderhul World"で映像がスローに。これは『スウィング・ガールズ』の猪シーン? かと思って、帰って『スウィング・ガールズ』のそのシーンを見てみたら若干違った。スローではなかった。



短編は水鳥の話。魚たちの天敵の水鳥の話をカップリングに持ってくる節度の無さが凄いなと思う。ディズニー/ピクサーワールドでは天敵なんかじゃなくみんな仲間って事なのか。


香港、華麗なるオフィス・ライフ

2017-01-26 19:40:43 | ハ行の映画

華麗上班族 電影原聲大碟 ~ Soundtrack

『香港、華麗なるオフィス・ライフ』
"華麗上班族" (2015・中国=香港・1h58)
製作・監督 : ジョニー・トー  製作・脚本・出演 : シルヴィア・チャン
出演 : イーソン・チャン、タン・ウェイ、チョウ・ユンファ、ワン・ジーイー、ラン・ユティエン






世界金融危機以前、香港の大企業に勤める人々。



シネマカリテ ≪カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2016≫にて。

ジョニー・トー監督のミュージカル作品。確か以前からミュージカルを撮りたいと言っていたと思った。

中国語によるミュージカルを観るのは恐らく初めて。ミュージカルタッチの作品なら多分観ている。様な気がする。

中国語のミュージカルに目新しさを感じる所は有った。そして何よりもセットが豪華。オールセットでの撮影だろうと思うが、いい感じに贅沢なお金の掛け方してる。

ただ、話が面白くなかった。世界金融危機を救ったのは中国経済とかいう事はチラッと耳にした事が有るくらいで。そこら辺も理解の上じゃないと結局何の話なんだか分からないのかもしれない。

それとこの日は頭痛で、我慢してたんだけど気持ち悪くなってきて残り10分くらいで途中退出してしまった。最後まで観ればどうだったのかという心残りは有るが、多分観直す事は無いと思う。



チョウ・ユンファが気になる瘦せ方をしていたのがちょっと心配。
と思ったら意図した健康的なダイエットの成果だった様。
http://www.recordchina.co.jp/a145122-0.html


ロング・トレイル!

2017-01-25 21:07:52 | ラ行の映画

Walk in the Woods

『ロング・トレイル!』
"A WALK IN THE WOODS" (2015・アメリカ・1h44)
監督 : ケン・クワピス  製作・出演 : ロバート・レッドフォード
出演 : ニック・ノルティ、エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージェン





紀行作家として多くの作品を発表してきた男は作品抜きでの全長3,500kmの自然歩道アパラチアン・トレイルの踏破を思い立つ。妻の命令により同行者を募るが申し出たのは長年交流の途絶えていた旧友だけだった。



老人二人の大自然でのドタバタロードムービー。
老人が主役という事でのしんみりというか辛気臭さはほとんど無いのが良かった。無理は出来ないけど出来る範囲でまだまだ現役という事。



正統派二枚目のレッドフォードと、いかつい個性派のニック・ノルティ。2012年のレッドフォード監督作『ランナウェイ/逃亡者』が初めての仕事だろうか。本作でガッツリと組んだけどいいコンビだった。
レッドフォードはいつまでも二枚目で、ニック・ノルティもかつては野性的な二枚目だったけど体型と共にすっかり丸くなって。
ニック・ノルティのトレッキングは本当にしんどそうだったけど、あれも当然演技なんだろう。さすが名優。


ロスト・バケーション

2017-01-25 21:07:10 | ラ行の映画

ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン3 ロスト・バケーション 光沢プリント

『ロスト・バケーション』
"THE SHALLOWS" (2016・アメリカ・1h26)
製作総指揮・監督 : ジャウマ・コレット=セラ
出演 : ブレイク・ライブリー、オスカー・ジャネーダ










メキシコ、知る人の少ないサーフィンの穴場スポットを訪れたアメリカ人女性。そして誰もいなくなりその場を独り占めする事になるが、海の中には獰猛な生き物がいた。



ネタバレ有。



干潮時にだけ海面上に浮き上がる岩場で一人きりサメの脅威と向き合う事となる女性。内容はそれだけでその中で色々とエピソードを盛り込んでくるものの、スリルを盛り上げるほどではなかった。

決着はどうやってつけるんだろう? と、そこにだけ興味はあったが、決着は思っていた以上にアクションバトルで思わず笑ってしまった。



無事決着がついて浜辺で息を吹き返す姿で、これは海洋版、サメ版の『ゼロ・グラビティ』だったんだなあと思った。



カモメはCG? カモメ史上最高の名演技だったのでは。
主人公はカモメを「スティーヴン」と呼んでいたように聞こえた。それはカモメは英語で"Seagull”("Gull")で、「スティーヴン・シーガル」「スティーヴン・セガール」という事なのかなあと思った。セガールは"Seagal"。
エンドロールでカモメの役名はスティーヴンだったのは確認した。
http://www.imdb.com/title/tt4052882/

http://park1.wakwak.com/~english/note/name-bird.html


アンフレンデッド

2017-01-25 21:05:46 | ア行の映画

UNFRIENDED

『アンフレンデッド』
"UNFRIENDED" (2015・アメリカ・1h23)
監督 : レヴァン・ガブリアーゼ
出演 : シェリー・ヘニッグ、モーゼス・ストーム、ウィル・ベルツ、レニー・オルステッド、ジェイコブ・ワイソッキ、コートニー・ハルヴァーソン、ヘザー・ソッサマン








自殺した女子高校生の一周忌当日。かつての同級生たちがスカイプに集まる最中、不審な人物が現れる。



ネタバレ有。



パソコン画面上で進行するリアルタイムワンカット映画。最後までワンカットだったかはよく分からず。

何かのトリックがあるサスペンスホラーだと思って観ていたが、そうではなくてネット上に現れた怨念だった。
怨念系にしてはおどろおどろしさには欠くし、ネット上で露わになる高校生たちのドロドロの人間性といった所も面白くは無かった。

"SNSホラー"と呼ばれているらしいが、だから面白く思えなかったのかも。


DOPE/ドープ!!

2017-01-25 20:26:02 | 英数字の映画

DOPE

『DOPE/ドープ!!』
"DOPE" (2015・アメリカ・1h43)
製作総指揮・監督・脚本 : リック・ファムイーワ  製作・ナレーション : フォレスト・ウィティカー
出演 : シャメイク・ムーア、トニー・レヴォロリ、カーシー・クレモンズ、ゾーイ・クラヴィッツ、シャネル・イマン







ロサンゼルス郊外、ギャングとその予備軍が幅を利かせる町で真面目に勉強しハーバード大を目指す高校生。あるパーティーに顔を出した事によりドラッグディーラーにならなければならなくなった。



そんなに道筋がきっちりとした展開ではなく。あっち行ったりこっち行ったりフラフラしながら最後はハッピーエンド。
どこ行くのか分からないそのフラフラした感じがこの映画の面白さだろうし。フラフラしてるからハッピーエンドになったとも言えるし。
あっちに行くとこっちが置き去りで、こっち行くとあっちがおろそかというのが気になってしまうけれど。



主人公はイケてない高校生だけど、エンドロールでのダンスは上手。


フラワーショウ!

2017-01-25 20:14:57 | ハ行の映画


『フラワーショウ!』
"DARE TO BE WILD" (2014・アイルランド・1h40)
監督・脚本 : ヴィヴィアンヌ・ドゥ・クルシ
出演 : エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ、クリスティーン・マルツァーノ



アイルランドの女性がガーデニング世界大会"チェルシー・フラワーショー"に挑戦する。彼女の作ろうとする庭は前代未聞のものだった。



実話を基にした作品。
予想していなかったほどにスピリチュアル感満載でちょっと戸惑った。無謀と思える挑戦に奮闘する女性の話だと思っていたので。
主人公の理想や思想、それに基づいて作ろうとしている庭の事を考えればこの映画自体がスピリチュアルな方向に向かうのも分からなくはない。

王子様的人物とのロマンスも有り。それは合わなかった所ではあるけど、最後はめでたしめでたしで良かった。
現実ではその王子様とは結ばれなかった様な事らしいけど。



フラワーショウとクラッシャージョウの字面が似ている事に気付く。


シン・ゴジラ

2017-01-25 20:03:02 | サ行の映画

シン・ゴジラ音楽集

『シン・ゴジラ』
(2016・日本・2h00)
総監督・脚本 : 庵野秀明  監督・特技監督 : 樋口真嗣
出演 : 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、大杉漣、余貴美子、柄本明、高良健吾、市川実日子







日本にゴジラが現れる。日本の都市機能を破壊するゴジラに日本政府はなす術が無く、アメリカによる核攻撃が最後の手段になろうとしていた。



官僚目線ゴジラ。小難しくて分かった様な分からなかった様な。

スペクタクルなシーンは思っていた以上に迫力が有った。最初の方の形態のゴジラが気色悪くて怖かった。

最後の作戦が個人的には盛り上がらなかった。
あれゴジラが仰向けに倒れなかったらどうすんの? とか、口閉じてたら? とか、ビルの瓦礫で車輌が通れなかったら? とか細かい所が気になってしまった。
それらの課題は当然想定済みの頭のいい人たちが計算し尽くした綿密な作戦で、それを計算された通りにきっちりと仕事をこなしたのだろうとも思えるが、それならそういう所を綿密に描いた方が勤勉日本人万歳で良かったんじゃないかと思うんだけど。



『エヴァンゲリオン』『踊る大捜査線』で使われて、本作では4、5回、その都度アレンジを変えて使われている曲。流れる度に大丈夫なのかなあとちょっと心配になる。
もう著作権切れてるんだろうか。



ウィキペディアでこちらにも影響を与えているという事で聴いてみて、なるほどそうだなあと思った。そう言われなきゃ多分気付かない。



ミモザの島に消えた母

2017-01-25 19:33:44 | マ行の映画


『ミモザの島に消えた母』
"BOOMERANG" (2015・フランス・1h41)
監督・脚本 : フランソワ・ファヴラ
出演 : ロラン・ラフィット、メラニー・ロラン、オドレイ・ダナ、ウラディミール・ヨルダノフ



幼い頃に母親を亡くした男。母親の死には不明な点が多く、その真相を調べる内に家族の隠された秘密が明らかになってゆく。



何か美談、いい話のように描かれているが、どう考えても美談だとかいい話には思えなかった。
母親の死の真相を知る事によって母親に対して持っていたわだかまりは消えるが別の確執を生む。その確執は決して許す事の出来ないものとして残り続ける。それって美談?

原題は"BOOMERANG"。あのブーメラン? と思ったらあのブーメラン。
あのブーメランの他に「やぶへび」「被害が自分に跳ね返る結果となる計画」という意味でもあるらしい。
皮肉めいた内容からすると原題の方がしっくりくる。でも『ブーメラン』のタイトルで公開してもなんのこっちゃ分からないだろうし、エディ・マーフィ主演作で既に有るし。

Boomerang [DVD] [Import]



アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

2017-01-25 19:21:26 | ア行の映画

映画 ディズニー アリス イン ワンダーランド 時間の旅 ポスター 42x30cm ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS 2016 マッドハッター ジョニー デップ アン ハサウェイ ミア ワシコウスカ

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
"ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS" (2016・アメリカ・1h53)
監督 : ジェームズ・ボビン
出演 : ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン、リス・エヴァンス、リンゼイ・ダンカン
声の出演 : アラン・リックマン






体調の芳しくないマッドハッターを助けるため時間を遡るアリス。しかしその行為は世界を崩壊させる危険を孕んでいた。



ネタバレ有。



前作は今イチで本作は面白かった。世間とは逆。ひねくれてるのかティム・バートンと相性が悪いのか。両方か。

時間がテーマの作品で、時間についての考察や薀蓄についてなるほどなあと思う所が有った。
・常に”今日”という日が続いている。
・時間は奪われるものであるけど、その分与えられてもいる。
結論としては貴重な時間の一瞬一瞬を大切にしていかなければならないという事で。これまでその貴重な時間をどれだけ無駄にしてきたのでしょう。



アリスとアンダーランドの住人たちとでは生きてゆく世界が違い別れの時がやってくる。
そういう重要な事が唐突にそして意外とあっさりと描かれる。それが悪かったというわけではなくて、予想してなかった展開に不意を突かれてジーンときてしまった。



マッドハッター一人だけのために世界を崩壊の危機にさらす。っていうのはどうなんだ? という所でもあるがそこはあまり気にはならなかった。この映画の中の世界がどうなろうが、特にはマッドハッターがどうなっても別にどうでもいい。と、投げやりな姿勢で臨んだのが良かったみたい。



声だけの出演だけど本作がアラン・リックマンの遺作という事になるらしい。2016年1月14日没。
69歳。まだまだ色んな映画で活躍が見れるものだと思っていました。
この映画に当てはめるのなら時間は無情に流れ続けていくもので、その流れの中で別れは必ずやってくると。
合掌。


トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

2017-01-24 21:18:25 | タ行の映画

Trumbo

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
"TRUMBO" (2015・アメリカ・2h04)
監督 : ジェイ・ローチ
出演 : ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ルイス・C・K、マイケル・スタールバーグ、ヘレン・ミレン、ジョン・グッドマン、ディーン・オゴーマン、クリスチャン・ベルケル





1940年代、アメリカ国内で共産党員への赤狩りが激しさを増していた時代。共産党員である映画脚本家ダルトン・トランボも一時職を失うが、その才能で密かに栄誉を勝ち取っていた。



『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズのジェイ・ローチ監督作品というのが意外に思えたけど、近年はコメディだけではなく政治的な内容を含んだ作品も発表しているらしい。
その成果が本作で現れたという事だろうか。

本作では次第に政治的な意味合いは薄くなった。大多数による強圧的な排除に抗い続けた男を描くのがこの映画の主旨なんだろうと思う。またそういった歴史が有った事を忘れてはならないと。

トランボ氏は最後まで政治思想は変わらなかったんだろうか。多分変わらなかったんだろうと思うが、そこら辺もうちょっと詳しく観てみたかった。



カーク・ダグラスがカッコよかった。1960年の『スパルタカス』でトランボ氏を実名で起用。時を同じくしてオットー・プレミンジャー監督も別の作品で起用。
それくらいから時代や社会が変わり始めたのだろうか。時代や社会が変わり始めるその先頭にいる人、切り開いていく人はカッコいい。



トランボ氏の長女役がエル・ファニングに変わってびっくりした。いいんだけど、いきなりエル・ファニングだったのでびっくりした。