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『フェイク・クライム』
“HENRY'S CRIME” (2010・アメリカ・1h48)
監督 : マルコム・ヴェンヴィル
出演 : キアヌ・リーヴス、ヴェラ・ファーミガ、ジェームズ・カーン、ピーター・ストーメア、ビル・デューク
妻と二人平凡に暮らすヘンリー。ある日高校時代の知り合いに野球に誘われるが到着したのは銀行の前。いつの間にか銀行強盗の仲間にされていたヘンリー。
ヘンリーの平凡だった人生が劇的に変わってゆく。
キアヌ・リーヴス主演のクライムアクションとして観ようとするとかなり肩透かしかも。隣に座った男性は早い段階で飽きていた様子。
でもこの映画は犯罪モノの要素はあるけどそれは一つの要素に過ぎず、一人の男が人生を新たに踏み出す物語であり、そしてちょっと変わったラブストーリーであるのだと思う。派手さは無いこじんまりとした映画で良かった。
チェーホフの戯曲「桜の園」が重要になっているのでその内容を知っていればもっと良かったのかも。
ジェームズ・カーンが良かった。かつては『ゴッドファーザー』に代表されるように武闘派のイメージだったけど、本作では知能犯。でも武闘派のイメージが有るから凄味も感じられる。
ジェームズ・カーンと言えば肩パット要らず。

肩パット業界泣かせは←この方かジェームズ・カーンか。
ヴェラ・ファーミガは上手かった。キアヌ・リーヴスの相手役としては上手過ぎるくらい。
ベテランと演技派に挟まれたキアヌ・リーヴスは健闘していた。
こじんまりとした作品なのでキアヌ・リーヴスじゃない方が良かったのかもしれないけど、でもキアヌ・リーヴスでも良かった。
舞台はニューヨーク州バッファロー。と言えば『バッファロー’66』。その土地柄がそうさせるのか同じようなマイナーな匂いのする2作品であるなぁと。
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